【政治の現場・蓮舫民進船出】(中) 迫る衆議院補選、共闘視野

20160921 07
“選挙の顔”として党代表に選ばれたことを、自ら強く意識しているようだ。今月15日の民進党代表選で当選を決めた直後、壇上に呼ばれた蓮舫氏の挨拶は、「選んで頂ける政党に立て直す。その先頭に立っていくことを誓う」という言葉から始まった。民進党は国政選挙で、民主党時代から数えて4回続きの大敗を喫してきた。今年7月の参院選では、自民党等憲法改正に前向きな勢力に「3分の2を取らせない」と訴えたが、衆参両院で“3分の2”を許す結果に終わった。政権担当時の負のイメージを払拭できておらず、代表選では「崖っぷち」(前原誠司議員)との言葉も繰り返された。就任早々の蓮舫氏も、逆風に見舞われている。自らの二重国籍”問題や、野田佳彦氏の幹事長起用に党内の不満が噴出。約1ヵ月後に迫った衆議院東京10区と福岡6区の両補欠選挙で、早速結果を求められることになった。野党は今年7月の参院選で、32の1人区の候補を一本化。11勝を挙げる等、一定の成果を上げた。衆議院補選の舞台となる東京10区と福岡6区は、自民党が圧倒的な強さを誇る選挙区だ。両選挙区での延べ14回の衆院選(補選を除く)で、自民系候補が敗れたのは3回しかない。参院選に続き、補選の注目も野党共闘に集まりつつある。

代表選の期間中、日本共産党等との選挙協力について「民進党が立てる旗を他党がどう考えるかだ」と発言する等、岡田克也前代表からの軌道修正も示唆してきた蓮舫氏だが、代表就任後は舵を戻しつつある。昨日の読売テレビの番組では、「与党対野党というシンプルな構図が一番、有権者に選んで頂き易い」と発言した。自衛官を父に持つ野田幹事長は、将来の“自衛隊解消”を掲げる日本共産党との共闘をこれまで否定してきたが、一昨日は記者団に「連携の形は色々ある」と柔軟姿勢を見せた。岡田代表時に国会対策委員長として日本共産党とのパイプを築いた安住淳氏が、新執行部でも代表代行に就任し、同党との窓口役を務めるとみられている。日本共産党も、共闘継続に自信を覗かせる。今月15日の蓮舫氏の挨拶から1時間後、蓮舫民進党との関係について問われた日本共産党の志位和夫委員長は、「『次の総選挙でも、できる限りの協力をやっていこう』ということは、これまで繰り返し確認されてきた。その確認の上に立って、話し合いをしていきたい」と語った。2006年4月の民主党代表選に勝利した小沢一郎氏は、直後の衆議院千葉7区補選で自民・公明両党に勝利した。当時は、岡田代表が2005年の“郵政選挙”で大敗を喫して辞任。続く前原代表も“偽メール”問題で退く等、低迷が続いたが、この勝利をきっかけに、2007年参院選で大勝。その後の政権交代に繋げた。蓮舫氏は、反転攻勢へのきっかけを掴むのか。野党共闘への対応が、新執行部のその後を大きく左右しそうだ。


⦿読売新聞 2016年9月18日付掲載⦿
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