【ホワイトハッカーなんでも相談室】(14) VRが話題ですが、これからどんなことができますか?

『PlayStation VR』の発売が近付いてきました。名前の通り、VR(仮想現実)が手軽に体験できるということで期待が高まっています。このコラムでも触れましたが、『ポケモンGO』で身近になったAR(拡張現実)と共に、更なる技術革新が期待されていますが、VRとARは今や、専門家もそれほど明確に区別をしなくなりつつあります。というのも、「『ARで拡張表現するものはVRで実現する』というのが正解ではないか」という流れになっているからです。つまり、ARで使われるCG部分はVRであり、VRに少しでも現実の映像が入ってくれば、それはARではないか――。ややこしいですね(笑)。技術的進化よりも、コンテンツの充実が普及のカギになるのはいつの時代もそうなので、技術的な話は技術者に頑張ってもらうとして、それを使う私たちの生活はどうなっていくのでしょうか? 最近のスマホアプリには“指定した場所を訪れた時にお知らせを出す”というものがあって、例えば「ドラッグストアで漂白剤を買う」ということを登録しておけば、ドラッグストアの近くを通った時に知らせてくれます。こういう機能がゴーグルや眼鏡等を通して視覚情報に割り込んできて、お知らせをしてくれる…なんていう地味に使利な展開も考えられます。旅先でトイレやお店の場所を誰かに聞かなくとも、ARが経路を説明してくれたり、何が売られているかまで情報が手に入るようになります。建造物の名前や歴史的背景まで説明されたら、ガイドさんの仕事も無くなりそうですね(笑)。「これじゃ観光の風情が無い」と否定する人もいそうです(少なくとも僕はそう思います)が、若し嫌ならばARをオフにして楽しめばいいので、技術的進化まで否定する気持ちにはなれません。そう遠くない未来、視覚情報装置がどうなっていくのか、未だ想像の域を出ませんが、若し網膜に直接投影できる装置が普及した場合、今のように皆が一様にスマホ画面を凝視しているという光景は無くなるでしょう。その代わり、皆がただ虚空を見つめているという異様な光景が待ち受けているかと思うと、ちょっとゾッとします。ヨーロッパに比べ、日本は看板や案内標識があまりにも多くて景観を損ねていると思いますが、看板や標示は万人に知らせる為の方法なので、どうしても散らかりがちです。この先、ARが普及して、各人に必要な案内や宣伝が効果的に見せられるようになったら、これらの見苦しい看板等は減っていき、日本も少しは美しい街になるのではないかというところに、とても期待しています。


石川英治(いしかわ・ひではる) 『東日本インターネット事業協同組合』理事。1969年、埼玉県生まれ。『西武鉄道』退社後、弁護士秘書・外車販売・訪問販売等の職を経て起業。1998年までハッカーグループ『UGTOP』の主催者として活動。1998年に実業家として、日本初のインターネットセキュリティー専門会社『アルテミス』を起業。2000年から2011年まで携帯電話公式コンテンツを運営する『サイバーエデン』を起業。著書に『まるわかりカジノ読本』(廣済堂ベストムック)・『子どもたちが危ない!スマホの現実』(ロングセラーズ)等。


キャプチャ  2016年10月3日号掲載
スポンサーサイト

テーマ : ITニュース
ジャンル : ニュース

轮廓

George Clooney

Author:George Clooney

最新文章
档案
分类
计数器
排名

FC2Blog Ranking

广告
搜索
RSS链接
链接
QR码
QR