【ホワイトハッカーなんでも相談室】(15) 若し北朝鮮が日本を攻撃してきたら、日本は大丈夫?

北朝鮮が今月上旬に弾道ミサイル3発を発射しました。当初は「G20で集まった世界の首脳へ武力を誇示する為か?」と言われましたが、本当はアメリカと戦う為の新技術のテストだったようです。発射されたミサイルは、分離型の弾頭が装備された中距離兵器で、想定しているのは、韓国に配備予定のアメリカの最新鋭ミサイル防衛システム『高高度防衛ミサイル(THAAD)」に対抗することでした。ミサイルの弾頭がロケットから分離されると、標的として狙われ難い大きさとなり、速度も増して迎撃を困難にするという理論で造られています。軍事技術は日々進化を遂げています。近い将来では、衛星から自由落下で高速に撃ち出されるタングステン製の槍での攻撃等も、開発が進んでいるようです。扨て、北朝鮮の目標は、飽く迄も韓国との国境を守るアメリカ軍や、日本に配備されているアメリカ軍施設であって、日本そのものではないようですが、どちらにせよ自国にミサイルが飛んで来るのはいい話ではありません。日本という、世界でもかなり平和な国で暮らしている僕たちにとって、テロや戦争がニュースで報道されても実感が無いのではないでしょうか。しかし、そう遠くない未来に日本が攻撃されるようなことがあった場合、どの程度の安全が確保されているのでしょう? 日本の防衛の中心はイージス艦です。装備は『SM-3』という超高性能ミサイルで、射程は400kmもあり、大気圏外に到達しても性能が落ちないというハイテクな代物です。現在、この『SM-3』は海上自衛隊のイージス艦で4隻、それより少し小さい艦3隻で運用されています。先に登場した最新防衛システム『THAAD』に、日本の防衛を任せる訳にはいかないのでしょうか? 『THAAD』は射程が200kmの地上発射型迎撃ミサイルで、幅数百km・長さ2000kmという地形の日本列島を守る為には、数十基の発射装置を配置しなければカバーし切れないのです。更に、発射装置を悪用されない為の管理・監視のコストも膨大になる為、射程の長い高性能ミサイルを搭載したイージス艦を海に配備するという体制を取っているのです。これならば、攻撃してくる相手から400km以内の海域にイージス艦を派遣すれば、細長い日本列島の端から端までカバーできるので、とても合理的で、迎撃率もかなり高いようです。抑々、民間の居住地が狙われる確率の低い日本で、北朝鮮の挑発的な行為があまり身近に感じられないその陰で、こんな迎撃システムの目に見えない活躍があるのです。


石川英治(いしかわ・ひではる) 『東日本インターネット事業協同組合』理事。1969年、埼玉県生まれ。『西武鉄道』退社後、弁護士秘書・外車販売・訪問販売等の職を経て起業。1998年までハッカーグループ『UGTOP』の主催者として活動。1998年に実業家として、日本初のインターネットセキュリティー専門会社『アルテミス』を起業。2000年から2011年まで携帯電話公式コンテンツを運営する『サイバーエデン』を起業。著書に『まるわかりカジノ読本』(廣済堂ベストムック)・『子どもたちが危ない!スマホの現実』(ロングセラーズ)等。


キャプチャ  2016年10月10日号掲載
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