冷蔵庫にはウジ、炊飯器にはカビ、洗濯機は泥塗れ…激安リサイクルショップの“ゴミ家電”、あなたはそれでも買いますか?

家庭家電を安く揃えることができるリサイクルショップ。手軽で便利だが、販売されているその家電がどこから来たのか、考えたことはありますか? (取材・文/ルポライター 村田らむ)

20161003 08
リサイクルショップでは、冷蔵庫・洗濯機等、所謂白物家電が、とても低価格で売られている。また、棚や机等、生活に必須の家具も買うことができる。金銭に余裕が無い人にとってはとても有難い存在なのだが、筆者はどうしても購入を躊躇してしまう。その理由は、筆者がゴミ屋敷清掃の仕事をしていたからだ。ゴミ屋敷の清掃では、様々なゴミが室内から出る。そのゴミはトラックに詰められ、産業廃棄物処理のゴミ処理場に運ばれて行き、処理される。ゴミの処理代は重量に比例し、清掃業者が支払う。1kg40円程度だが、1トンのゴミが出れば4万円。業者からしてみれば、処理場に持って行くゴミの量をなるべく減らしたい。その為、無料で処理できる物は産業廃棄物処理業者に回さず、別途の処理をする。例えば、紙ゴミは紙専門のゴミ処理業者に回せば買い取ってもらえる。金属ゴミは、空き缶を集めているホームレスに持っていってもらう場合もある。そして、家電や家具はリサイクルショップに回す。ゴミ屋敷清掃では、「清掃の序でに家電・家具を捨ててほしい」と言われるケースが多い。清掃が終わった後にリサイクルショップに売りに行く場合が多いが、数が多い場合はリサイクルショップの店員が現場に来て、使えそうな物をピックアップして持って帰る場合もある。勿論、それらの商品は店頭に並ぶ。ゴミ屋敷で使われた家電は、それはそれは酷い扱いを受けている。冷蔵庫を開けると腐臭がして、ドロドロとヘドロと化した食材が溶け出てくる。冷蔵庫は密閉されていると思いがちだが、実は通気口がある。その穴からコバエが入り込み、中で卵を生み、蛆だらけになる。炊飯器を開くと黴だらけで、まるで『風の谷のナウシカ』に出てくる腐海を彷彿とさせる。洗濯機も排水口が詰まり、ドラム内で溜まった水が腐ってドロドロになっている。「白物家電ではなく、テレビやパソコンならいいんじゃない?」と思うかもしれないが、劣悪な環境で使われた家電は故障しがちだし、家電の熱に集まってきたゴキブリが卵を産んでいるケースも多い。ゴミ屋敷に限定した話をしたが、人が亡くなった部屋の特殊清掃から出た家電・家具も勿論、リサイクルショップに回される。事故物件の場合、数ヵ月間も死体が見つからない場合がある。グチャグチャに腐った死体の傍にあった家電・家具は、できれば使いたくない。そんな現実を知っているから、筆者はどうしてもリサイクルショップを利用できないのだ。


キャプチャ  2016年10月号掲載
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