ワイドショーで上から目線でコメントする芸人ってウザくないですか?――文化人気取りの芸人コメンテーターが全員バカ過ぎる!

何で、近頃のニュース番組って、あんなに芸人が出ているんですかね? しかも、当たり障りのない普通のことを言っているし…。ご意見番気取りのドヤ顔をテレビに曝して、悦に入っているキモい芸人がコイツらだ!

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今年6月16日深夜放送の『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオほか)に電話出演したお笑いコンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太に、称賛の拍手が寄せられている。少々酒に酔った様子の山里は、「普通に嫌いなんで、言っても大丈夫ですか?」と自ら切り出し、「“オリエンタルラジオ”の中田敦彦です」とバッサリ。「な~んか、皆さん今、鼻につきません?」。この発言に、インターネット上では「よくぞ言ってくれた」「その通り!」と山里を褒め称える声が続出した。オリラジ中田と言えば、『PERFECT HUMAN』のネタで再ブレイクの真っ最中。確かに、多少の天狗ぶりは見て取れる。ただ、山里やインターネット住人たちが「鼻につく」と感じたのは、恐らくその点ではない。情報番組『白熱ライブ ビビット』(TBSテレビ系)で見せる“コメンテーター・中田敦彦”の態度に対してだ。ベッキーとゲス川谷との不倫騒動の際、「(週刊文春に手紙を渡したのは)あざとく感じる。不誠実でずる賢い。公的に説明するべき」と批判した中田。まぁ、言っていることには共感を抱かないでもない。とはいえ、高々お笑い芸人風情が正義や正論を振り翳して他人を断罪するような態度は、不遜極まりない。あれですかね。コメンテーター席に座ると、社会的ステージが一段上がるんですかね? これに「私たちは何も被害を被っていない」「憶測でそんな酷いことをよく言えるな」と反論した真矢みきや『雨上がり決死隊』の宮迫博之も、別にベッキーを擁護するつもりはなく、中田の態度がまさに鼻についたのだろう。その他にも、東京都の舛添知事に対し「人間性に恐怖を感じる」、ファンキー加藤の謝罪会見には「不倫はよくない。それは言い続けないと」等とコメント。

はいはい、あっちゃんは正しいですよ。概ね正しいけれど、1mmも面白味が無い。一応、本業が芸人ならば、もう少しウィットに富んだコメントの1つや2つ、聞かせてくれませんかね? 単に正論を通せばいいのなら、「アナタ、そこそこブサイクですよ」とか、「“PERFECT HUMAN”は、韓国人アーティスト・PSYの“カンナムスタイル”のパクリですよね」という指摘もありですよね! 中高時代にイケてなかった反動で、『武勇伝』『PERFECT HUMAN』等の高飛車ネタで武装する、謂わば“コンプレックスの塊”をコメンテーター席に座らせた番組側にも責任がある。同番組には、竹山隆範や千原ジュニアらもコメンテーターとして出演。『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)でも、『Take2』東貴博・『サバンナ』高橋茂雄・竹山隆範・『麒麟』川島明・土田晃之と、日替わりコメンテーターは全て芸人で埋められている。制作サイドは、芸人たちに何を求めているのだろうか? 専門的な知識や情報は、求めるべくもない。道化となって他人様から笑われることを生業としている芸人なのだから、情報番組でもその立場を全うし、道化を演じてくれるのなら未だいい。ありがちな論調をバカが一度ひっくり返して、多角的な視点を引き出すという機能は果たせるだろう。しかし、コメンテーター席に座った途端、軒並み真面なことばかりをタラタラと…。真面目か! そして、普通か! お笑いタレントとして特段に売れている訳でもない半端な顔ぶれを見れば、その扱いが“ひな壇芸人”と同様であることはわかるだろう。ともすれば、お堅くなりがちな画面と空気を、小汚いビジュアルとガヤ声で中和させる、逆転的な“お飾り”だ。情報番組において芸人の存在価値があるとしたら、そこのみだ。少しはデーブ・スペクターを見習え! ただでさえ暗いニュース続きで世間の空気が重くなりがちなのに、脂ぎった禿げかけのオッサンが眉間に皺を寄せてどうする。ねぇ、竹山さん? 「どれだけ掘り下げてもキレ芸しか出てこない」と世間が気付き、「このままでは消えていく」と本人も自覚したのだろう。準レギュラーの『アッコにおまかせ!』(TBSテレビ系)で和田アキ子からヒントを得たのか、ご意見番というポジションを狙っている様子。前述した『ビビット』『グッディ!』の他、『ノンストップ!』(フジテレビほか)・『みんなのニュース ワンダー』(関西テレビ)・『たまむすび』(TBSラジオ)等にもコメンテーターとして出演中だ。肝心のコメント内容といえば、舛添知事の公私混同問題に「都政止まっちゃっている訳だから、政治的判断とかどうでもいいよ!」(『ビビット』にて)と半ギレ。教師を軽視する高学歴ママに対しては、「地頭が悪いバカ」(『ノンストップ!』にて)と斬り捨てた。舛添知事も高学歴ママも単に斬り捨てただけで、耳を傾けるほどの意見は特に無し。結局、ここでもキレ芸頼み。浅~い!

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その他に、コメンテーター業に熱心な芸人といえば、『バイキング』『グッディ!』(共にフジテレビ系)に出演する土田晃之、『ノンストップ!』『バイキング』『ワイドナショー』や『あさパラ!』(読売テレビ)と関西にも強い小籔千豊、曜日レギュラーの『ビビット』『バイキング』に加え『ワイドナショー』(フジテレビ系)にも度々顔を出すヒロミ等。竹山・土川・小籔・ヒロミ――。彼らには、“芸人”以外にも共通点がある。無遠慮・不躾・倣慢無礼。関西弁で言うところの、口の悪い“ヤカラ”である点だ。元々が不遜なキャラ故、多少の毒舌や暴言が予め許されている。何とも姑息なポジション取りだ。それどころか、「誰も言えんことをビシッと言うたった。どうや、カッコえぇやろ?」と悦に入っている節さえあるから、余計タチが悪い。ひな壇よりも気分的に高く感じるコメンテーター席に座ったせいで、自身の存在そのものが高くなったと勘違いしているのだ。『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送)で、安保法案が可決された参議院本会議について「超みっともねぇなと」「(安倍首相は)てめぇがただ歴史に名前を残したいだけなのかな」と発言し、「言葉が汚い、只の悪口」「家電芸人が手詰まりだから、今度は政権批判芸人か?」等と痛烈な批判を浴びることになった土田。『池上彰のニュースそうだったのか!!2時間スペシャル』(テレビ朝日系)に出演した小籔は、「民主主義度が高く、且つ資本主義と社会主義の境目辺りに位置するのがいい」と語る俳優の坂上忍や北村晴男弁護士に対し、「僕はライト独裁がいい。独裁する人を皆で決める民主主義独裁です」と意見。なるほど、“浪速の独裁者”と呼ばれた元大阪市長の橋下徹とベッタリだった小籔らしい弁舌だ。しかし、すぐさま坂上から「安保法案の採決の仕方なんかを見れば、安倍政権はもう独裁」との反論が。正しい史観や現状認識を持たず、「いつだって、僕の考えは合っていますやん!」という勘違いに基づく思いつきを口にしただけであることを露呈してしまった。ヒロミはヒロミで、とあるイベント後の囲み取材時、不倫騒動の渦中にあったベッキーに「いつでも戻ってきていい。ベッキー1人が悪い訳でもないし」と大岡裁き的寛容さを見せたものの、まるで大御所ご意見番のような口ぶりに、集まったマスコミ陣は白けムード。そりゃそうだ。ここ数年、芸能人としては引退状態だったヒロミに、どうして芸能界の騒動を裁くことができようか。何とか戻って来れてホッとしているのは、ヒロミ自身だろう。ただ単に口が悪いだけでご意見番になれるほど、芸能界は甘くない。

扨て、コメンテーター芸人の走りといえば横山やすし(故人)だ。ただ、現在のテレビ界に蔓延る有象無象とは、立ち位置も役割も大きく異なる。1980年代の情報バラエティー番組『久米宏のTVスクランブル』(日本テレビ系)にレギュラー出演した横山は、生放送にも関わらず遅刻する・酒に酔ったまま出演する・放送禁止の暴言を吐く等、常に場を滅茶苦茶にかき回した。結局、それらの暴れっぷりが原因で番組を降板することになるのだが、その顚末すら芸人的だった。当然、そこにはお笑い界のトップを走り続けてきた“超大御所”というバックボーンも備わっていた。あの“やっさん”だから成立したのだ。そんな横山とは対照的に、文化人的なアプローチで時事的な話題に触れていったのが、上岡龍太郎やビートたけしだ。所謂、“インテリ”“知性派”の2人。かたやコテコテの上方芸能に“知性”を取り入れた上岡、かたやアカデミックな才能で“世界の北野”となったたけし。両者の文化人的な発言は、充分聴くに値する。しかし、これまで挙げてきたようなコメンテーター芸人たち、そして彼らの大親分的存在である『ダウンタウン』の松本人志が、文化人宜しく真面目腐った面して、真面目腐った言葉を吐くのには、とてつもない違和感を抱く。兵庫県尼崎市の工業高校出身の松本。大喜利をやらせれば漢字も碌に書けず。洒落にならない国語力は、相方の浜田雅功も同情して誤字をスルーするほど。たけしの真似をして映画監督をやってみるものの、不条理コントを大きなスクリーンに映しただけの代物しか作れない。当然、世界どころか国内でも評価されず。これだけ“素養”が揃っていないのに文化人的ポジションに拘るのは、自らに知性が備わっていないコンプレックスの裏返しか。しかし、『Yahoo!ニュース』で仕入れた程度のやっつけ知識でコメンテーター席に座っても、底の浅さと脳味噌の皺の少なさは直ぐバレる。今年5月1日放送のワイドナショーにゲストで登場したのは、安倍晋三首相だ。「松本さん、安倍首相に質問は?」と振られると、「えー、何やろなぁ。僕、お爺ちゃん子だったんですね。お爺ちゃんのことが大好きだったんで、お爺ちゃんたちが守ってきたこの国が大好きなんですよ」と松本。

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えぇーっ、松ちゃん! 一国の長を呼んでおいて、言うことがそれしかない!? 「お爺ちゃんが好きだったから、この国が好き」って、右系組織か、将又朝鮮半島の児童向け情操教育ですか!? えーと…取り敢えず、松ちゃんのお爺ちゃんのお陰で、愛国者が1人増えたということは間違いなし。お爺ちゃん、有難う! 安倍首相の前では、借りてきた猫が提灯ぶら下げながらスリスリしているようだった松本も、6月5日の放送で北海道七飯町の男児置き去り事件の話題になると、「躾や虐待は線引きの問題ではなく、信念があるか無いか。信念があれば置き去りも止む無し」とキリッ。いやいや、松ちゃん! 信念があっても、熊の密集地に7歳の子供を置いてくるのは無しだと思います! 地下鉄サリン事件も9.11の同時多発テロも、その“信念”によって起こされたものだってこと、理解していますか? 「将来はコメンテーターの立場になりたい」と公言するのは、「Why Japanese people!?」の厚切りジェイソンだ。何でも、「2020年には東京オリンピックがあるので、グローバルな意見が言える芸能人が必要になる」とのこと。IT企業の役員として培ったマーケティングスキルで芸名やネタを考え、ブレイクを果たした厚切りジェイソン。やはり、これからの芸人の生きる道はコメンテーターなのか? 供給過多により、将来への不安を感じ、“文化人化”に生き残りをかけるお笑い芸人たち。その中には、ひな壇と大差ないコメンテーター席には見向きもせず、“メインキャスター”の席を目指す者も。『スッキリ!』(日本テレビ系)の加藤浩次、『ひるおび!』(TBSテレビ系)の恵俊彰、『ノンストップ!』の設楽統、『5時に夢中!』(TOKYO MX)のふかわりょうが、既にそのポジションを確保。『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳もそこに執着しているのは見え見えだが、道路交通法違反の上に警察官に暴言を吐いたり、自身のツイッターで一般人のツイートに一々過剰反応したりするようなトラブル体質では、MCを務めていた『知りたがり!』(フジテレビ系)が打ち切りになるのも仕方ない。『ハライチ』の澤部佑や博多華丸に至っては、『あさチャン!』(TBSテレビ系)のコメンテーター席すら守ることができず、即降板と相成った。大好きなお笑いの道を諦め、視聴者をクスリと笑わせることもない文化人風タレントにならなきゃいけないなんて、芸能界って本当に厳しいところですね!


キャプチャ  第14号掲載

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