【ホワイトハッカーなんでも相談室】(16) スポーツ競技の判定は、最新技術で向上しませんか?

プロ野球のクライマックスシリーズが近付いてきました。『広島東洋カープ』25年ぶりのリーグ優勝もあり、野球が盛り上がりを見せています。僕は『埼玉西武ライオンズ』ファンなので、逆に今シーズンはもう興味がありません(笑)。今年はオリンピックイヤーということで、スポーツの会場設備や判定方法等におけるIT技術も盛り上がりました。何しろ、オリンピックは世界中継されるので、何か特殊な装置が画面に映ると「あれはどこの会社の?」と話題になるし、メーカーも“オリンピック採用”を広告で使えますから、大きなビジネスチャンスでもあるのです。 サッカーや野球をはじめ、各スポーツでは判定を巡る争いが起きることは少なくありません。単純に順位を争う競技や、野球のホームランのように白黒はっきりつくものであれば、ビデオ判定はとても有効で、同着に見えても順位が明らかになるものは沢山あるのですが、難しいのは柔道やレスリング等の技を人間が判定する競技です。特に、柔道は「技の有効度に対する判定は審判個人に委ねられている」という主観で判定する要素が大きいが為に、誤審騒ぎも頻繁に発生します。その為に2007年からビデオ判定が導入され、「これで誤審も無くなるのではないか」という期待も高まりました。しかし、2012年のロンドン大会では韓国に有利な判定が不自然に続出したり、必ず日本に不利な判定をする審判が翌日の試合から急に外されたりと、「審判自体に不備があってはどうしようもないのでは?」という問題が露呈しました。いっそのこと、「選手をモーションキャプチャーして、AI(人工知能)が判定をすればいいのではないか」と思ったりもします。しかし、そうなると今度は「AIのプログラマーを買収する国も出てくるのではないか」と心配すれば限がありませんが、更に技術向上していって、2020年の東京大会でAIによるハイテク判定が導入されることにでもなれば、とても日本らしいオリンピックになりそうです。ただ、サッカーでもビデオ判定を導入すべきか議論されているように、ビデオ判定最大の欠点は試合が中断されてしまうことです。時間をかけて判断を下すべき状況(特に優勝が決まる判定等緊迫したもの)では、公平なジャッジができるメリットと引き換えに、試合の流れを止めてしまうのは避けられない為、勝ち負けだけでは測れないスポーツの祭典で、劇的な盛り上がりに水を差す恐れがあるのです。これについても、「今後、AIの判定能力が超高速になれば解決できるのではないか」と、これからに僕はとても期待しています。


石川英治(いしかわ・ひではる) 『東日本インターネット事業協同組合』理事。1969年、埼玉県生まれ。『西武鉄道』退社後、弁護士秘書・外車販売・訪問販売等の職を経て起業。1998年までハッカーグループ『UGTOP』の主催者として活動。1998年に実業家として、日本初のインターネットセキュリティー専門会社『アルテミス』を起業。2000年から2011年まで携帯電話公式コンテンツを運営する『サイバーエデン』を起業。著書に『まるわかりカジノ読本』(廣済堂ベストムック)・『子どもたちが危ない!スマホの現実』(ロングセラーズ)等。


キャプチャ  2016年10月17日号掲載
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