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【ドクターXは知っている】第3部(35) 緑内障の薬…効果が認められた点眼薬と適切な治療を受けるべし

日本人の失明原因で1位となっている緑内障。治療によって進行を遅らせることができるが、薬の組み合わせの効果が認められていないものもある。適切な治療、効果のある薬で、緑内障と立ち向かい合いたい。 (取材・文/フリーライター 浅羽晃)

20190228 01
眼の形状を保つ液体(※房水)の圧力が過度に高まると、網膜の細胞を傷害してしまう。この状態が緑内障であり、主要な失明原因の一つともなっている。幾つかのタイプがあるが、多いのは原発開放隅角緑内障と呼ばれるもので、原因は不明だ。このタイプでは、先ず点眼液による治療が行なわれる。房水の量を減らす為のβ遮断薬と、房水の排出を促すプロスタグランジン製剤の2種類が基本だ。しかし、使用法は確立されていないのが現状である。然る眼科医が言う。「両者を併用する場合もあれば、作用の異なる別の薬と組み合わせる場合もあります。但し、どの薬を、どのように組み合わせて使うのが良いのかについて、十分なデータが未だありません」。実のところ、医師向けのガイドラインにも明確な指針は示されていないのだ。「海外の文献を集約した最新の研究によれば、一連のプロスタグランジン製剤が眼圧を下げる効果が高く、製品による違いはあまりないものの、副作用が少ないという点でラタノプロストが優れていたといいます。最近発表された5年間の追跡データでも、この薬だけは網膜に異常が生じるまでの期間を延ばすことができています。複数の点眼液を処方されている人も多くいますが、効果と副作用は不明確です」(同)。緑内障の治療にはレーザー療法や手術等の外科的治療もある。適切な選択をすることが大事だ。


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