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枝野幸男が神津里季生にヒジテツ…連合は参院選後に政治から撤退か?

20190228 07
「連合は野党第一党から見捨てられてしまった」――。野党共闘を目指すある野党幹部が深い溜め息を吐く。『連合』は2018年11月30日、2019年夏の参院選に向けた政策協定を立憲民主党と国民民主党の其々と結んだが、肝心の1人区の候補者一本化については「野党間の事前調整の必要性を共有する」と記すに留まり、空疎な協定となった。連合関係者は、「具体論を書き込もうとしたが、立民側が最後まで抵抗した」と吐き捨てる。千葉県浦安市で開かれた締結式には、連合の神津里季生会長、立憲民主党の枝野幸男代表、国民民主党の玉木雄一郎代表が出席。神津氏を中心に3人で握手を交わしたものの、枝野氏は記者の取材を遮り、無言で立ち去った。

「我々は2017年秋の衆院選で排除されたことを忘れていない。何故、連合執行部は国民民主に肩入れするのか? 立憲民主を下に見ていると、枝野さんは苦々しく思っている」と、立憲民主の新人議員は打ち明ける。立憲民主が約700万人の組合員を擁する支持母体の連合に肘鉄を食わせるのは、それなりの理由がある。11月18日投開票の千葉県松戸市議選で、立憲民主の候補4人は全員当選したが、国民民主はたった1人の候補が落選した。結果を聞いた連合幹部は驚きを隠さず、組織内に“松戸ショック”が広がった。立憲民主のベテラン議員は、「連合には当てにできる組織票がない」と切り捨てる。『電力総連』や『自動車総連』等、民間労組中心の旧同盟系議員が集まる国民民主の政党支持率は1%前後に低迷し、参院選の比例代表は「獲得議席が1か0の可能性もある」(全国紙記者)。『UAゼンセン』、『電機連合』、『JAM』の組織内候補は最早絶望だ。一方、立憲民主の支持率も10%を割り込む調査結果が多く、前回参院選で旧民進党が比例で獲得した11議席を下回る可能性が高い。「参院選で国民民主が壊滅し、組織内候補が大量落選したら、連合は政治から手を引くことになるだろう」と有力労組幹部が呻くほど、危機的な状況だ。政策協定が締結された当日、東京都内のホテルでは、民主党政権で官房長官を務めた仙石由人氏のお別れの会が営まれ、配布されたリーフレットには“遠望する眼差しとプラグマティズム”という仙谷氏の政治信条が記されていた。枝野氏はどんな“現実的な解”を目指しているのか。連合の命運がかかっている。


キャプチャ  2019年1月号掲載
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