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【儲かる農業2019】(07) 中小キラリ農家への道②…有機野菜×サラダ加工、唯一無二の商品の作り方

20190603 07
オンリーワンの商品を作るのは簡単ではない。だが、中小キラリ農家たちは“それなりに珍しいこと”を掛け算することで、唯一無二の商品を作り上げることに成功している。愛媛県の『テレファーム』(※中小キラリ農家10位)は、中山間地域の耕作放棄地を再生し、有機栽培でレタスや水菜等を生産する。虫や病気に弱い葉物の野菜を有機栽培で作るのは難しく、それ自体珍しいのだが、テレファームは有機野菜をパッケージサラダに加工することで、「日本で他にない商品」(同社関係者)に仕立てた。テレファームはそれに飽き足りず、サラダの鮮度で更なる差別化を図った。野菜の加工まで自社で行なうことで、収穫からサラダとして店頭に並ぶまでの期間を、一般的な7日間から4日間に短縮したのだ。ここまでやれば、他社が真似しようとしてもできない商品となる。テレファームのサラダは1パック400円程度の高級品として、親会社である『楽天』の『楽天市場』や『ナチュラルローソン』、『タニタカフェ』等で販売されている。

キヌア(※右上画像)というスーパーフードをご存知だろうか? 大匙1杯で豊富な栄素が取れる為、少量でダイエットに効果的な食事ができる。海外のセレブの減量食としてブームに火が付き、日本でも消費が急増している。キヌアを生産する数少ない農家が、山梨県の『QFactry』(※同18位)だ。同社の強みは、日本で唯一のキヌアの精白施設(※コメでいう精米機)を持っていることだ。国産キヌアは希少性が極めて高く、その卸値は1㎏当たり3000~6000円にもなるという。この独占状態を作るのに、QFactry代表の前島達夫さんがした苦労は並大抵ではなかった。キヌアを研究し、2000ある品種から日本に合いそうなものを選定。成功率3割とされる試験栽培にチャレンジして、何とか生産方法を確立した。精白施設もメーカーと手探りで開発した。「今後の課題は、キヌアを生産する提携農家を見つけることだ。折角開発した精白施設の稼働率を上げたいところだが、『農家の手取りはコメの10倍です』と誘っても、農家は知らないものを作りたがらない」(前島さん)。とはいえ、キヌアの単価は圧倒的だ。量産できれば、同社は中小キラリ農家首位を狙える存在になるだろう。コンビニ大手の『ローソン』が全国23ヵ所に展開する系列農場の一つ、熊本県の『ローソンファーム熊本』は、“酸味が少なく甘い蜜柑”と“世界基準の農業認証ASIAGAP”を掛け合わせて、世界に打って出ている。酸味のある柑橘類が好まれる地域(※北海道等)と、酸味がなく甘味だけのものが好まれる地域(※沖縄県等)があり、人の味の好みは場所によって区々だ。ローソンファーム熊本は、甘い蜜柑が好まれる香港に照準を合わせた。狙いは的中し、蜜柑を売り切った後、晩柑類の輸出を求められるほど販売は好調だった。取り扱う農産物にGAP取得を求める海外スーパーマーケットが増えていることも、ローソンファーム熊本の追い風になる。坂本勇太郎社長は、「10トンの輸出量を倍増したい。国内市場が縮小する中、海外の市場開拓で先手を打つ」と意欲を語る。


キャプチャ  2019年3月9日号掲載
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テーマ : 農政
ジャンル : 政治・経済

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