【水曜スペシャル】(55) 『三菱UFJ銀行』睡眠薬レイプ行員はあの小室圭さんと同期だった!
「報道を見てびっくりしました。学生時代の彼からは信じられないような事件で、今でも、何かの間違いなんじゃないかって。残念で、悲しいことです」(大学時代の恩師)。今月11日、準強制性交等容疑で逮捕された『三菱UFJ銀行』行員の千秋涼祐容疑者(28、同日付で懲戒解雇)。エリート行員の転落の軌跡を辿る。

クリスマスを目前に控えた昨年12月16日夜、銀座4丁目の居酒屋に1組のカップルの姿があった。2人はその日が初対面。千秋は、婚活アプリを通じて知り合った30代の女性の飲食物に睡眠薬を混ぜ、意識を朦朧とさせて墨田区内の自宅マンションに連れ込み、凌辱した。7ヵ月後の逮捕となった経緯について、捜査関係者が語る。「翌日、下腹部に違和感を感じた女性が築地署に相談。尿検査をしたところ、睡眠剤の成分が検出されました。更に、膣内から男性のDNAが検出されたが、前科登録がなかった為、特定ができなかった。そこで、千秋容疑者の行動確認を行なう中で採取したDNAと膣内のDNAが一致した為、逮捕に踏み切りました」。千秋は東京都内のカトリック系私立高校を卒業した後、上智大学外国語学部イスパニア語学科に進学。大学時代の知人が語る。「千秋君が大学2年生の時に東日本大震災が起きました。そこで彼は『自分にできることをしたい』と、被災地の瓦礫撤去ボランティアに翌月から参加。その後も陸前高田へ何度も足を運んでいた。翌年からマドリード自治大学に留学した時にも、『被災地の人の伝えたい想いと、スペイン人の知りたい想いに応えたい』と、スペインの生徒に震災の様子を伝えたり、スペインからのメッセージを陸前高田の小学校に届けたり、本当に熱心に活動していた。性格も明るいほうでした。就職してからは連絡を取っていませんでしたが、今回のニュースは信じられない思いです」。
千秋は卒業後の2014年4月に当時の『三菱東京UFJ銀行』に入行。眞子さまとの結婚問題に揺れる小室圭さん(27)も同年夏に入行しており、謂わば“同期”にあたる。嘗て同僚だった銀行員が振り返る。「小室さんは丸の内支社に配属されたそうですが、千秋の最初の配属先は大伝馬町支社。都心の名門支社で、ある程度期待の表れと言えます。ところが、異動の時期が近付くと『システム部に行きたい』と公言するようになった。面談でも『システムエンジニアになりたい』と上司に言ったと話していました。海外赴任や営業本部を希望する人は多いのですが、敢えてシステム部を希望するのは、銀行員としては相当変わっています」。希望は受け入れられ、2016年10月にシステム企画部に異動。翌2017年6月からはIT戦略を担う『三菱UFJインフォメーションテクノロジー』に出向中だった。「よく覚えているのが、彼の為の送別会なのに、直前になってキャンセルの申し出があったことです。理由は『急用で』だけ。結局、送別会は主役抜きで開催されました」(別の元同僚)。周囲と距離を置くかのような銀行員生活は、学生時代の快活な彼からはかけ離れたものに見える。更に、別の元同僚も首を傾げる。「入社当時、彼女がいたと聞いたような気がしますが、プライベートのことを気さくに話すタイプではなかった。黙々と仕事はこなすものの、どこか陰気なヤツで、営業に向いているとは思えなかった。入社面接では当然、学生時代のエピソードを滔々と語ったのでしょうから、その落差には驚かざるを得ません」。三菱UFJ銀行広報部に見解を尋ねた。「元行員の逮捕については誠に遺憾。被害者の方には深くお詫び申し上げます」。目下、身辺の調査や自宅・職場の家宅捜索を通じて、余罪を疑わせる情報も入っており、警察当局は慎重に捜査を進めているという。
2019年7月25日号掲載

クリスマスを目前に控えた昨年12月16日夜、銀座4丁目の居酒屋に1組のカップルの姿があった。2人はその日が初対面。千秋は、婚活アプリを通じて知り合った30代の女性の飲食物に睡眠薬を混ぜ、意識を朦朧とさせて墨田区内の自宅マンションに連れ込み、凌辱した。7ヵ月後の逮捕となった経緯について、捜査関係者が語る。「翌日、下腹部に違和感を感じた女性が築地署に相談。尿検査をしたところ、睡眠剤の成分が検出されました。更に、膣内から男性のDNAが検出されたが、前科登録がなかった為、特定ができなかった。そこで、千秋容疑者の行動確認を行なう中で採取したDNAと膣内のDNAが一致した為、逮捕に踏み切りました」。千秋は東京都内のカトリック系私立高校を卒業した後、上智大学外国語学部イスパニア語学科に進学。大学時代の知人が語る。「千秋君が大学2年生の時に東日本大震災が起きました。そこで彼は『自分にできることをしたい』と、被災地の瓦礫撤去ボランティアに翌月から参加。その後も陸前高田へ何度も足を運んでいた。翌年からマドリード自治大学に留学した時にも、『被災地の人の伝えたい想いと、スペイン人の知りたい想いに応えたい』と、スペインの生徒に震災の様子を伝えたり、スペインからのメッセージを陸前高田の小学校に届けたり、本当に熱心に活動していた。性格も明るいほうでした。就職してからは連絡を取っていませんでしたが、今回のニュースは信じられない思いです」。
千秋は卒業後の2014年4月に当時の『三菱東京UFJ銀行』に入行。眞子さまとの結婚問題に揺れる小室圭さん(27)も同年夏に入行しており、謂わば“同期”にあたる。嘗て同僚だった銀行員が振り返る。「小室さんは丸の内支社に配属されたそうですが、千秋の最初の配属先は大伝馬町支社。都心の名門支社で、ある程度期待の表れと言えます。ところが、異動の時期が近付くと『システム部に行きたい』と公言するようになった。面談でも『システムエンジニアになりたい』と上司に言ったと話していました。海外赴任や営業本部を希望する人は多いのですが、敢えてシステム部を希望するのは、銀行員としては相当変わっています」。希望は受け入れられ、2016年10月にシステム企画部に異動。翌2017年6月からはIT戦略を担う『三菱UFJインフォメーションテクノロジー』に出向中だった。「よく覚えているのが、彼の為の送別会なのに、直前になってキャンセルの申し出があったことです。理由は『急用で』だけ。結局、送別会は主役抜きで開催されました」(別の元同僚)。周囲と距離を置くかのような銀行員生活は、学生時代の快活な彼からはかけ離れたものに見える。更に、別の元同僚も首を傾げる。「入社当時、彼女がいたと聞いたような気がしますが、プライベートのことを気さくに話すタイプではなかった。黙々と仕事はこなすものの、どこか陰気なヤツで、営業に向いているとは思えなかった。入社面接では当然、学生時代のエピソードを滔々と語ったのでしょうから、その落差には驚かざるを得ません」。三菱UFJ銀行広報部に見解を尋ねた。「元行員の逮捕については誠に遺憾。被害者の方には深くお詫び申し上げます」。目下、身辺の調査や自宅・職場の家宅捜索を通じて、余罪を疑わせる情報も入っており、警察当局は慎重に捜査を進めているという。

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