【その職業こそDark Zone】(03) 殺し屋――「100万円で安請けしたこともあった」、意外にも浮かばれない殺し屋の現実

20161109 12
フサフサの髪が黒々としていて、年齢よりはずっと若く見える。X氏は、裏社会に関係する人物の仲介で接触した男で、年齢は50代半ば。そんな男が「この32年間で22人か23人を殺した」と、仲介者の事務所で告白した。「初めて人を殺したのは23歳の時。当時、俺はある組織の組員でね。ある夜、渋谷の路地裏で、どこの馬の骨かわからんチンピラと喧嘩になった。こっちは3人で相手は2人。向こうから肩をぶつけてきて、最初、俺は張り倒されたよ。でも、こっちは3人だから負ける訳にはいかない」。仲間の1人がナイフを隠し特っていた。それを相手に突き付け、2人を近くに止めておいた車で東京郊外の工事現場に連れていった。所属組織が当時、土木作業員を派遣する“人夫出し”に関わっていた為、工事現場と縁があり、深夜、そこで2人を殴りつけた。「2人とも生意気な野郎でな。頭にきて、鉄の棒やパイプで嫌というほど殴った。そのうち、1人がぐったりして動かなくなった。確かめたら息も無く、心臓も動いていない。殺すつもりは無かったが、死んでしまった。もう1人もぐったりしていたが、コイツは一部始終を見ている。『拙いことになった』と思い、死んだヤツをトランクに、虫の息になったヤツを後部座席に押し込んだ。そして、スコップを2つ、死体と一緒にトランクに積み込んだ。それから川を渡って、車を1~2時間は走らせて、山の中に向かった。そこで穴を夢中で掘った。深さは1m以上あったな。同じ穴に2人を放り込んだ。1人は生き埋めだ」。埋めた場所がどの辺りか、殆どわからないという。男の話では、共犯2人の内の1人は後に交通事故で、もう1人は膵臓ガンで死亡。最初に2人を殺してから更に「20人か21人の殺人に関わった」が、報酬を貰って請け負ったケースは「十数人だな」ということだ。「3件を除き、他は時効になった」が、これまで受け取った報酬の最高額は2500万円。「100万円で安請けしたこともあった」という。日本でも、殺人報酬は意外なほど安い。それだけに、背筋がゾッとする話だ。事件に巻き込まれた客観的な状況が無いことには、警察も捜査に動けない。だから、死者は今も行方不明のままだという――。 (取材・文/フリーライター 本郷次郎)


キャプチャ  第4号掲載
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