【寝言は寝て言え!】(115) 断交? その先へ

2019-09-05T05:40:26+09:00

Posted by George Clooney

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コラム

♪わかっちゃいるけどやめられない――。植木等さんが唄う『スーダラ節』の印象的な一節です。一杯のつもりがはしご酒、いけないと思いつつ何かを止められない心理は、誰しも経験があるでしょう。日韓関係も“わかっちゃいるけどやめられない”状態になっています。こちらは破滅に向かって一直線。特に韓国側の動きは、逆に心配になるほどです。8月15日の終戦記念日は、韓国では日本から解放されたことを祝う光復節です。演説を行なった文在寅大統領は、対日批判を控えめにしたと各紙報道しています。しかし、韓国の実際の行動は、日本との関係を悪化させる方向に進んでいるようです。国民は不買運動を行なっており、『ユニクロ』や『無印良品』等日系企業に影響が出ています。また、『大韓航空』は9月以降の一部路線の減便を決めました。更に、更新が迫っていた『日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)』は、破棄をちらつかせて日米から制止する声が上がっ ていましたが、8月22日に正式に破棄を発表しています。北朝鮮がミサイルをポンポン飛ばしている状況なのに、日本憎しで正しい方向を見失っているようです。協定は日韓にとってメリットがあります。北のミサイル発射に際して、分析力は日本のほうが優れている為、韓国こそ日本の情報が入らなくなれば問題でしょう。

日本の輸出管理体制見直しへの対抗策なのでしょうが、韓国も協定の破棄は関係を更に悪化させ、自分たちが逆に苦しくなると理解はしているでしょう。しかし、日本に対する強気な姿勢を止めることは出来ません。南北融和も進まず、文大統領が8月15日の演説で北朝鮮との五輪開催や統一への意欲を見せると、『朝鮮中央通信』は「二度と韓国と向き合わない」「稀に見る図々しい人物」という主旨の報道官談話を放送しています。アメリカや中国との関係も良いとは言えません。経済もボロボロの状況ですから、反日を利用して支持を稼ごうとする、いつもの韓流と見ることも出来るでしょう。これまでは駄々っ子の韓国に日本が折れていたので、ここまでエスカレートすることはありませんでした。今回は日本が折れないので、韓国も今までの手法が通用せず、困っているのでしょう。最早、韓国は自傷行為をしているようなものです。破滅へ向かってタイムアタックでもしているのでしょうか。「親日になれ」とは言いませんが、日本と適度につき合えば経済的にも安全保障的にも大きなプラスになるのに…。しかし、反日を止められない。一体、この先に何が待っているのか? 日韓関係は未知のエリアに突入しました。GSOMIAの破棄に歓迎の声を示す韓国人もいますし、政治家も安易な妥協は出来ないでしょう。中国にはTHAADの間題で簡単に折れたくせに、日本に対してはそれが出来ない。鳴呼、わかっちゃいるけどやめられない。しかし自業自得なので、日本は粛々と対応しつつ、放っておくのが一番です。


KAZUYA YouTuber。1988年、北海道生まれ。2012年、『YouTube』に『KAZUYA Channel』を開設。著書に『日本一わかりやすい保守の本』(青林堂)・『バカの国 国民がバカだと国家もバカになる』(アイバス出版)等。近著に『日本人が知っておくべき“日本国憲法”の話』(ベストセラーズ)。


キャプチャ  2019年9月5日号掲載
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