「出会いが無い」と主張する独身男に本当に出会いは無いのか?――合コン・ナンパ・出会い系、これ全部カネの無駄です!

「彼女が欲しい。でも出会いが無い」とか言う男に限って、男女の“出会い”にとんでもない偏見を持ち、勘違い行動ばかりをするバカ野郎が多いと言います。大いに学び、可愛い彼女と付き合いましょう。 (エッセイスト 大泉りか)

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長きに亘り「彼女がいない」と言う男性が、その次に続けて必ず言う言葉。それは、「出会いが無い」です。が、出会いが無いって本当なのでしょうか? 無人島に住んでいるとか、刑務所で異性と隔離されているとかなら兎も角、職場にも電車の中にもランチに入る店の中にも道端にだって、異性はいるじゃないですか。結局、「出会いが無い」なんて嘆いている人は、折角の出会いがあっても、全て無駄にしているだけなんです。そこで、外見編コミュニケーション編に続いて、最終回の今回は出会い編をお届けします。先ず、出会いの王道といえば“合コン”です。近頃は、“街コン”や“相席居酒屋”といった即席で合コンができる出会いのサービスが多くあり、その気になりさえすれば、いつでも誰でも女性と合コンをすることができます。女性側も出会いを求めて集まっているのだから、「上手く事が運ぶのではないか」と期待を持つかもしれませんが、それは甘い考えです。というのも、女性が合コンに求めているのは“胸がときめく素敵な出会い”。だから、冴えないオッサン連中が小汚い雁首並べ立てていたところで、下されるのは“はずれ”のジャッジです。百歩譲って、その場を楽しく盛り上げられれば少しくらいはリカバリーも可能ですが、合コンに必要なのは“盛り上げ力”、極論を言えば乾杯で「ウェーイ!」できるようなリア充的なノリです。「そんな軽薄な真似は絶対に自分にはできない」と思う時点で、合コンには全く向いていません。女性たちの貴重な時間とお金を無駄にさせることになるので、寧ろ来ないで下さい。そう、抑々合コンなんてものは、モテとは縁遠い男性には圧倒的に向いていないリア充たちの為の独壇場。そんな前提を踏まえても「どうしても合コンに参加したい!」という男性は、最低限、整髪料を使って髪を整える、鏡を見て顔回りを小綺麗にする、カジュアルながらお洒落で清潔で臭くないシャツを着る、女性が好きそうなダイニングバーをリサーチして予約する…といった女性に失礼とならない“下準備”を整えた上で、相手の話をきちんと聞き、更に、その話題を盛り上げるような相槌の打ち方をマスターしてから挑むべきです。それができないのならば、もう一度言います。来ないで下さい。女性にとっては、お金と時間の無駄ですから。

無論、“ストリートナンパ”に挑むなんてのも、無謀なことは言わずもがなです。あれこそ、パッと見のスペックのみでの勝負なので、無理矢理に「これを機会に自分を変えるんだ!」なんて悲壮な決意を持って参入したところで、挙動不審が抜けずに、痴漢と間違えられるのが関の山です。「いい感じに話せるから」「相手も好意的だから」とキャバクラや風俗で働いている女の子を狙うというのも、愚か過ぎです。彼女たちが何故、モテ専でもない独身男に優しくしてくれるかというと、それは“仕事”だからに他なりません。「自分だけは特別な筈」と思うなら、大いなる勘違いです。彼女たちが同伴でもアフターでもなく、休日に外で、一度だって貴男と過ごしてくれましたか? 無いですよね。その事実のみが真実だということを直視して下さい。では、然してモテない普通の男性であっても、女性と親しくなれる可能性のある堅実な出会いはどこにあるのか。先ず1つに、ルックスと話術に少々自信が無い場合は、人からの紹介が有利です。例えば、“親族からの紹介”や、仲人による“お見合い”なんかは、相手にも切実さがある分だけ、ずっと早道です。但し、それだけ相手もガチなことも多く、若しも「結婚を前提としたお付き合いを求めている」として紹介された場合は、半年以内のプロポーズ(お見合いの場合は3ヵ月程度)が必須です。「そんなの早過ぎる」と思う人は、じゃあ、いつまで優柔不断な態度を取り続ければ満足するんですかね。「結婚を決めるのは、もっと理解し合ってから」なんて夢の見過ぎです。独身から脱却したいのならば、必要なのは決断力です。“結婚”を視野に入れている場合は“結婚相談所”という手もありますが、こちらに関しても、うっかり軽い気持ちで行くと場違いな思いをすることになります。こうした婚活の場に集う女性を、通常の恋愛をするノリで扱うと、後々“嘘吐き”・“詐欺”と罵られて、手痛い竹箆返しを浴びることになります。ともすれば訴訟沙汰だってあり得ます。「そこまでガチじゃなく、もう少し気軽に、先ずは恋愛がしたい」という場合、“友だちからの紹介”が最もベストです。“友だちの友だち”という柵がある以上、相手もこちらをそう邪険には扱ってきませんし、「折角友だちが紹介してくれたんだから…」と背中を押されることも大きい。ただ、友だちに異性を紹介してもらった場合は、相手がどんなであれ、一度は日を改めて2人でデートをすべきです。デートに誘わない理由として「あんまり話が盛り上がらなかったから」というのは、盛り上げ切れなかった自分の責任ですし、「向こうが乗り気じゃない」というのは、女性のほうから積極的にぐいぐいと来てもらえるような好物件な男性のみが言うことの許されるセリフです。「あんまり好みじゃなかった。もっと若くて可愛い子がいい」だなんて、どれだけ身の程知らずなんですか。

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はっきり言わせて頂くと、その女性こそが、友だちが冷静に見て選んだ“貴男のレベルに会った相手”なんです。その女性以上の、もっと可愛い子と付き合いたかったら、服装なり雰囲気なりスペックなり、自分のレベルを上げるしかありません。十人並みのオジサンに美女を紹介してもらえると思っていることが烏滸がましいですし、たとえ美女を紹介してもらったところで「惚れてもらえる」とでも思っているなら能天気過ぎです。もう一度言いますが、紹介されたからには、どんな相手であっても一度は必ずデートするのが恋愛市場での常識であり、紹介者への礼儀です。紹介者の顔を潰して、更に「もっと自分に合う子を紹介してくれ」だなんて、厚顔無恥もいいところ。そんなことにも気が付かないままだと、軈て友だちも失くしますよ。“女友だち”というのも、大切な彼女候補の1人です。「実は、前から女性としていいなと思っていた」ということを告げて、改めてデートなりに誘ってみましょう。向こうも貴男に何らかの魅力を感じているからこそ、友だちとして付き合ってくれてきた訳ですから、デートに応じてくれる可能性は高いでしょう。但し、女友だちという気を許した存在故に、それまでに女性に対してどういう態度や言動をしてきたかが問われます。振られた女性の悪口を言っていたり、前の彼女にクズな態度を取っていたことを知られていると、「友だちとしてはいいけど、恋人としては無理」と判断されてしまいます。けれど、中身を十分知られているからこそ、その中身が問われるのは当然のこと。自分の行いが返ってくるだけのことです。

同じく、時間をかけて中身を見てもらい易いのは、職場が一緒だったり、サークルや習い事等、共通のコミュニティーに属している場合です。但し、そこが“自分の居場所”でもあるが故、下手を打つと取り返しのつかないことにもなりかねません。よくあるのは、相手の迷惑も見ずにグイグイと押しまくり、挙げ句ストーカー認定されてしまうこと。特に相手の女性が年下、乃至は仕事上の部下の場合だと、貴男の好意が迷惑でも断ることができず、結果としてパワハラ男・セクハラ男と認定されることに。そういう輩に限って「俺は肉食系」と妙な誇りを持っていたりしますが、“肉食”って別に褒め言葉じゃないですからね。寧ろ、言い換えると“空気が読めないグイグイ男”ってことです。一度、そんな“周りの見えていないがっつき男”の烙印を押されてしまうと、そのコミュニティーで次の恋愛を成就させるのは至難の業です。というのも、女からすると、ストーカーは性犯罪者と同義。女性の会話の中で「嫌がっているのに、アイツにしつこく口説かれて困った」という会話が出ただけで、犯罪者認定されてしまいます。更に、その誤解を解こうと「話を聞いてくれ」という態度も、女性にとってはストーキング。故に、職場の女性にアタックして振られた場合は、直ぐに粘着することを止めないと、社内の立場が危うくさえなり得ます。対して、趣味のコミュニティーの場合は、さっさと離脱して次に行くべきです。「仲のいい男友だちもいるし」なんてこと言いながらグダグダそこに居直り続けても無駄です。サークルや習い事ほどドップリではない、もう少し気軽なコミュニティーとして、行きつけの居酒屋やバーを作って常連認定されるという手もあります。特に、自宅近くの店だと、集っているのも地元の人々が殆ど。そんな場所で出会う女性は、酒飲みで、且つコミュニケーションを求めているタイプという意味で、親しくなり易い相手です。当然、アルコールも男女関係を発展させるのに有利に働きます。但し、酒が入るからこそ、口説き方には注意が必要です。いくら酔っているからといって、迂闊なタッチは厳禁。「雰囲気を壊したくないから」と、女性がその場をやり過ごしてくれたとしても、後から「お触りクソ野郎」と陰口を叩かれることは間違いありません。抑々、身体をタッチされると嬉しくなって相手に好感を持つのは、男性の特性です。女性は、好きな男性以外には寧ろ、絶対に触れられたくない。酒の席だからこそ、節度を持って女性と接して下さい。酒の席でモテるのは、女に汚い下心ムンムンの男ではなく、誰と隣り合っても楽しく飲める気のいい人ですので、ご注意を。

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コミュニティーはリアル世界ばかりではありません。今や、『ツイッター』や『フェイスブック』といったSNSも、出会いの場としてはメジャーです。が、アイコン選びからアップする画像まで、全てにセンスが必要となります。ツイッターなら、飼っているペットや趣味のグッズ等、フェイスブックならば本人の写っている写真で、旅行先や飲み会の最中、趣味に勤しんでいる様子等、一目でその人の個性や人となりがわかるものをアップするのがお勧めです。どちらにしても、自撮りはNG。ナルシストな印象しか与えません。因みに、眼鏡を掛けていると眼鏡好き女子に無条件で好感を持たれ易いので、そこを売りにするのもありではないでしょうか。“出会い系サイト”に関しては、現在は『Tinder』や『べアーズ』といったスマホアプリが人気ですが、どちらも“写真の第一印象だけで選別する”というルックス勝負のツール。詐欺写を使って会うまでこぎ着けたところで、互いに嫌な思いをするだけです。出会いの場というのは、実は、このように山ほどあります。が、彼女を作る為には、この山ほどの出会いの場から自分に適した場所を選んで打席に立ち、積極的に沢山の数の球を打っていく必要があります。出会いを無駄にする男性は、“草食男子”なんていう都合のいい言葉に甘え過ぎているのが実情。「自分は女性に積極的に向かい合えない臆病者だ」と認識しつつ、上手くいかなくとも、凹むだけ時間の無駄。兎に角、打ちにいってこそ成功の可能性が見えてくる。そういうものなのです。


大泉りか(おおいずみ・りか) エッセイスト・官能小説家。1977年、東京都生まれ。跡見学園女子大学文学部美学美術史学科卒。風俗系出版社を経てフリーに。著書に『FUCK ME TENDER』(講談社)・『セク研!』(小学館ガガガ文庫)・『女子会で教わる人生を変える恋愛講座』(大和書房)等。


キャプチャ  2016年11月号掲載

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