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【劇場漫才師の流儀】(108) コンビ内格差

若手中堅に限らず、コンビ内で収入格差のある芸人は結構いてます。この前、ウェブニュースで見た『かまいたち』の記事には、ちょっと驚きました。何と、1ヵ月で100万円くらい差があったそうです。なんでも、その月は山内君にだけCMの仕事があったとか。オファーを受けた段階で「できれば2人でやらせてほしい」と言ったそうですが、もう町娘の役しか残っていなかったそうで。でも、濱家君は身長が187㎝あるので、「そんな町娘はいないやろ」ってなったそうです(笑)。コンビ内格差といえば、今はそんなにないでしょうが、一時期、『ナインティナイン』は相当な開きがあったんちゃうかな。岡村君のほうが断然、忙しかったでしょう。とはいっても、若手時代は単価が安いので、仕事量の差ほどギャラに差はなかったかもしれません。他では『チュートリアル』もそうやろうし、『アインシュタイン』も今、稲田君がブサイク芸人として大ブレイクしているので、今後、ほんのちょっと給料に差が出るかも。因みに、僕らはコンビを結成して以来、殆ど格差はありません。差がついた時でも多少です。今は、レギュラーを持っている阪神君のほうがちょっと上なんやないかな。でも、100万円なんて差がつくことは先ずないです。

僕は、僕ひとりに仕事のオファーがきても、「2人でいけませんか?」と必ず聞きます。ドラマとかは難しいでしょうけど、ロケとかやったら可能じゃないですか。それは、ギャラに差をつけたくないというよりも、漫才師は2人でひとつなので、そのほうが力を発揮し易いんです。勿論、2人で出演する時は、ギャラは全て半々ですよ。話が変わりますけど、先日、大阪の劇場終わりで、NHKラジオの収録で直ぐ淡路島に行かなければいけなかったんです。その時は、NHK側が態々ハイヤーを2台用意してくれました。当初は車の中で阪神君と新ネタの打ち合わせをしようと話していたんですけど、折角の好意を無下にできず、別々の車に乗っていきました。NHKはそういうところ気遣いしてくれるんです。ギャラは中々上げてくれませんが(笑)。でもこの前、北海道の仕事で一緒になったNHKの人は、その逆やったなぁ。バス移動で途中、ドライブインに立ち寄って食事をすることになったんですが、NHKの人が何も言わないので、芸人たちが其々に食券を買い始めたんです。流石に一般の人もおるところで、芸人にお金を出さすのはどうかと思うんです。なので、「これはおかしいんちゃうか?」と言わせてもらったら、「すいません! 気がつきませんでした」って反省されて(笑)。話が逸れましたが、僕らは漫才師を名乗る以上、3分の2以上は漫才の仕事で収入を得ると決めているので、今後もコンビ内格差の心配はないでしょう。でも、でっかいCMが僕だけに入ってきたら、ひとりで行くかも(笑)。


オール巨人(おーる・きょじん) 漫才コンビ『オール阪神・巨人』のボケ担当。1951年、大阪府生まれ。大阪商業高校卒業後、1974年7月に『吉本新喜劇』の岡八朗に弟子入り。翌1975年4月に素人演芸番組の常連だったオール阪神とコンビを結成。正統派漫才師として不動の地位を保つ。著書に『師弟 吉本新喜劇・岡八朗師匠と歩んだ31年』・『さいなら!C型肝炎 漫才師として舞台に立ちながら、治療に挑んだ500日の記録』(共にワニブックス)。


キャプチャ  2019年11月25日号掲載
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