FC2ブログ

【自民党研究】第4部・自公連立(07) 「公明党はハト派の役割を果たす」――神崎武法氏(公明党元代表)インタビュー

20191204 06
――1999年の自自公連立発足を主導した当時と比べ、今の自公関係をどう見るか?
「当時は、1997年に起きた金融危機の最中だった。1989年参院選で自民党が大敗して以降、政治は不安定化しており、政治を安定させないと経済はもたないと痛切に感じていた。“非自民”で戦ってきた為、党内には慎重論も多かったが、一人ひとり説得した。今は自公連立でいるのが当たり前になった。『何故、自民党と一緒にいるのか?』と違和感を持つ人もいるかもしれないが、公明党が政権から外れたら大変なことになる。今、世界のどの国を見ても政治が不安定だ。日本は政治が安定しているというのは、極めて大きい意義がある。政治の安定がなければ、時代の変化に対応できない」
――選挙協力はどう変わったか?
「当初は自民党への“一方通行”で、公明党への見返りは少なかった。その後、地域毎にバーターをやることにして、実効性が上がってきた。小泉政権になると、政策では自公間で時に激しくぶつかり合ったが、選挙協力は非常に深化した。公明党は、小泉政権下の2005年衆院選で、過去最高の898万票を出すことができた。政権内できちんとした責任を果たすことによって、自民党の公明党への信頼の度合いがより深まってきた」
――当時と比べ、自民党は変わったように見えるか?
「様変わりした。連立発足当時は、自民党内でタカ派とハト派で事実上の政権交代をして、互いに切磋琢磨しているイメージがあった。選挙制度が中選挙区制の時代は、自民党の中に許容性や幅広さを感じた。(最初の連立相手だった)小渕首相が亡くなり、小泉首相になると、『自民党をぶっ壊す』と言って平成研究会(※現在の竹下派)と徹底した党内抗争を繰り広げた。小選挙区制となり、各議員が党にコントロールされるようになった。官邸の意向で様々な物事が決まるようになり、各議員が官邸を見ながら行動するようになってしまった。結果として自民党の幅が狭くなった。その意味で、嘗て自民党のハト派が担っていた役割を、今は公明党が連立の中で果たしている」
――公明党は憲法改正にどう臨むべきか?
「我が党は現行憲法の3原則を堅持した上で、憲法に足りないものを加えていく“加憲”という考えだ。9条1項・2項は堅持しつつ、自衛隊の存在を書き込むかどうかは色んな意見があり、しっかり議論をしていくという立場だ。安倍首相が一歩早く、自民党の考え方を提案したが、あくまで発議するのは国会だ。与野党でしっかり議論をして、合意を形成していかなければならない。難しい課題だから対応は慎重にならざるを得ないが、公明党も合意形成に向けて頑張ってもらいたい」
――公明党は今後、どういう役割を担うべきか?
「自民党の極端な右傾化に対するブレーキの役目が大きい。連立政権だから、お互いが緊張感を持って切磋琢磨していくことが大事だ。連立という大変な決断をした我々草創の人たちの思いを大事にしてほしい。惰性に流されず、真剣にぶつかり合い、日本の将来の為の政策提言をしてほしい」


キャプチャ  2019年10月20日付掲載
スポンサーサイト



テーマ : 政治のニュース
ジャンル : ニュース

轮廓

George Clooney

Author:George Clooney

最新文章
档案
分类
计数器
排名

FC2Blog Ranking

产品搜索
广告
搜索
RSS链接
链接