情弱日本人は騙されるな! 『iPhone7』は買えば必ず後悔する欠陥スマホだ!

防水機能やおサイフケータイ等、様々な新機能を備えて発売された『iPhone7』・『iPhone7 Plus』。鳴り物入りで登場した訳だが、どの機能も不要な上、アクシデント続きで魅力ゼロ。絶対買ってはいけないiPhone7の現実とは――。 (フリーライター 小田原念)

20161207 02
世界各地で『サムスン電子』のGalaxy端末が爆発する中、『iPhone7』・『iPhone7 Plus』が発売された。問題となっているGalaxy端末は、日本には元々入って来ていない機種なので、爆発しようがしまいが国内の市場動向にはあまり関係ないのだが、“VR元年”とやらで、ヘッドマウントディスプレイや360度カメラと共に、最新ハイエンド『S7シリーズ』のイメージ戦略を順調に展開していたサムスンとしては、大きな痛手ではあろう。殊更陰謀論を煽るつもりはないのだが、最新iPhoneのお披露目から発売に至るタイミングでの、文字通りのサムスンによる自爆劇は中々興味深い。サムスンの名前を挙げたのは、同社がAndroid陣営の旗手として、『Apple』と抜きつ抜かれつのグローバル市場での激烈なシェア争いを繰り広げているからだ。全米のスマホ市場では、この2社で全体の約40%を占めており、世界市場でもほぼ同様。調査会社によっては、世界的なOSシェアでAndroidが全体の86.2%、iOSが12.9%という数字を試算する会社もある。だが、ここ日本では全く状況が異なる。アメリカの調査会社『カンター』によると、今年1月時点での日本でのiOSシェア率は実に50.3%。Androidは全てを足しても48.7%。圧倒的にiPhoneが人気なのだ。携帯電話全体の出荷台数べースで見ても、昨年度メーカー別シェア1位はiPhoneの41.9%(『MM総研』調べ)。以下、『ソニー』・『シャープ』・『京セラ』・『富士通』と日本メーカーが続く。これは、はっきり言って異常な状況だ。いくら「全世界のあらゆるブランド品の4割が消費される」という都市伝説を誇るブランド大好き日本人であっても、スマホユーザーの2人に1人がiPhoneというのはかなり気味が悪い。

安価で堅牢なモデルからハイエンド機種まで、スマホ自体は百花繚乱だというのに、iOSという一企業のクローズドなシステムを嬉々として受け入れ、持て囃している。一体何故、こんな状況になってしまったのか? 「“横並び感覚”という名の同調圧力が原因だ」「いや、初期のAndroid端末の不具合の多さが尾を引いているせいだ」「抑々、大手3キャリアが挙ってゴリ押しした結果だろう」と様々な分析があるが、恐らく、どれも正しい。結局のところ、人気があると喧伝されるから人気になるのである。村上春樹や『君の名は。』(東宝)等と同様のフェーズにあるということなのだろう。何れも共通するのは、「情弱が何となく選んでしまう」という状況だ。大体、iPhoneはややこしい。例えば、“あいふぉん”という日本語テキストをPCで入力し、変換してみる。筆者が使用中のApple製最新PCの日本語環境においては、決して“iPhone”とは変換されず、“愛フォン”等が筆頭候補に出る。ところが、ここで“あいふぉーん”と入力すると、見事に“iPhone”と一発変換されるのである。“あいふぉーん”という何とも癪にさわる発音が、今のところ、正式な日本での読みであり、呼び方なのであり、「それ以外は関知しない」というApple側のスタンスを象徴する事例でもあるのだ。考えてみれば、何となく似通った語感を持つ全ての入力ワードに対応する変換候補として、普通に“iPhone”を上位に置いておけばいいだけの話ではないか。しかし、それはAppleにとっては、自社のブランド価値に対する毀損と結び付く可能性が疑われる、憂慮すべき状態として忌避されているのだろう。つまり、Appleというのは、根本的にユーザーファースト等という発想とは無縁な、自社プロダクト及びサービスの価値を最大化することを優先する経営が行われている、鼻持ちならない企業なのだ。だからこそ、Appleの専用OSであるクローズドなiOSを搭載し、何の躊躇いも無く、只管にユーザーを自社サービスへと囲い込み続ける。オープンソースでプログラムを公開しているAndroid陣営とは全く思想が異なる。巨大過ぎてインフラ化・エコシステム化しつつあるように思えるが、何のことはない。Appleとは、超巨大なガラパゴス企業なのだ。だからこそAppleは、日本人には無意識に親しみ易いのかもしれない。

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では、超巨大ガラパゴス企業の放つ最新プロダクツ『iPhone7』・『iPhone7 Plus』は、どれほど素晴らしいのか。結論から言えば、これが全然大したことないのである。『iPhone6s』からの変更点として話題になることの多い防水防塵(IP67等級)・おサイフケータイ対応・カメラ機能の強化。これらは、単純にそれらで先行していたAndroid陣営を意識しまくった結果、漸く後追いで搭載された仕様に過ぎない。それも、Appleの売上の内、11%を占めているという日本市場の特異性を改めて認識する一方、中国やインド市場で苦戦が続く故に、ちょっとすり寄ってきた程度のこと。それをまた、「きっとアップル“も”日本が大好きなんだ!」とか、「背面に“総務省指定”と漢字まで入ってカッコいいね!」と感心するとか、本当にもう「アホか」と真剣に、この国の行く末を憂慮してしまう。防水防塵は確かに、雨のよく降る日本では嬉しい。IP67等級は、「粉塵が中に入らず、一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない」レベルと定義される。しかし、『Galaxy Note7』(※例の爆発騒動のモデル)はIP68であり、既に防水性能で負けている。非接触IC技術の『FeliCa』対応は、国内メーカーにとってのアドバンテージではあったが、殊更難しい新技術でもない。寧ろ、Appleの決済サービス『Apple Pay』導入、及び普及への布石と見るべきで、これでまた情弱日本人はホイホイとApple経由で自身の情報を吸い出され、益々囲い込まれていくことになるだろう。賛否両論というより、悪評しか聞こえてこない変更点も多い。イヤホン端子の廃止・ステレオスピーカーシステム採用・ホームボタンの方式変更等が代表例だ。イヤホン端子廃止については、「薄型化の為」といった明確な理由が特に無い。 耐水仕様のパーツも世の中には沢山あるし、防水防塵の為でもない。

イヤホンやヘッドホン以外にも、この端子を利用するスマホアクセサリーは多数存在するのに、これは一体、何の為の廃止なのか? しかも、「それなら当然、純正ワイヤレスイヤホンを同梱でもしてくれるのだろう」と思いきや、Lightning端子に直結するタイプのイヤホン『Ear Pods』と、既存のヘッドホンジャックとLightningとのアダプタしか付属しない。しかも、このアダプタが超絶ダサいのは各所でネタにされているので、ご存知の通り。因みに、左右分離型の純正ワイヤレスイヤホン『Ear Pods』(これも超絶ダサい上に絶対片方だけ失くしがち)は、1万6800円という鬼のような価格を設定している。ホームボタンは、これまでの物理スイッチから、ガラス面が凹んでいるだけのボタンのような場所に変更。「擬似的に押した感触を返してくれる」とはいうものの、ユーザーからは「さっぱり慣れない」「気持ち悪い」という戸惑いや、「再起動する時はどうしたらいいんだ?」といった悲鳴が上がっている。更に、本体が発する“謎の音”も話題だ。これは、CPUに高い負荷がかかった場合等に、内側から「ジジ、ジ、ジジ」「ザー」といった音が聴こえてくる問題。ゲーム等で夢中になっていたら気付かないかもしれないが、気持ち悪いったらありゃしない。しかも、同様に高負荷アプリ等の使用中には発熱もし易く、「Galaxy Note7に続き、今度は彼方此方でiPhone7が爆発するのではないか?」と“7ナンバーの呪い”をネタにされる始末だ。謎の音に加えて、誰も頼んでいなかったのに勝手に実装されたステレオスピーカーシステムも頗る不評だ。先ず何より、シャッター音が煩い。本体前面の上部と底面のスピーカーが同時に鳴ってしまう為、「電車の中で見ている画面をスクリーンショットしただけなのに、盗撮の疑いをかけられた」というツイッターユーザーからの報告も複数ある。更に、人気だという“ジェットブラック”という色味のモデルでは、「ジーンズに入れてデニム生地に擦られているだけで傷が付いてしまう」という検証結果もある。しかも、傷防止の為にケースに入れると発熱度合いが悪化するという、まさに衝撃的な使え無さ加減なのだ。他にも、これは毎度お馴染みの恒例行事だが、バッテリーの減りが早いこと等、まだまだ不具合は報告されている。これほど使えない最新型iPhoneだが、価格はどうだろう。単純比較は難しいが、大手3キャリアで簡易シミュレーションした結果、何れも月額8000~1万円の範囲で収まった(※iPhone7/32GB、通話:かけ放題2700円、データ:定額5GB/5000円、24回払い、各種割引等適用しない場合)。

20161207 03
案外、「そんなもんでしょ」と鈍感になっているかもしれないが、2年で20万円前後をたかがケータイ端末の為に投入する計算になる。転職サイト『DODA』の調べによると、昨年の日本人の平均年収は440万円。平均月収で考えると、ボーナスを含めて約26万円であり、平均年収は2013年を除いて只管下降傾向が続いているのが現状だ。そんな中、態々iPhoneを使い続けて、月収の4%ほどを無自覚に払い続けることに、一体どんなメリットがあるというのか? iPhoneで可能なことは、Androidスマホでもできる。どうせ大したことには使わない。伸び悩み、増える気配もない収入に合わせて、身の丈に合ったAndroidスマホを選ぶことは、恥ずかしいことでも何でもない。更に言えば、「実質的に談合しているとしか思えない、どうしようもない大手3キャリアにこの辺で見切りをつける」という選択も重要だ。未だに500万人規模の利用者に止まっているという各MVNOをより賢く利用し、安価で安定した実力を持つスマホを選べばいい。たとえ中国・韓国系のメーカーでも、無闇に先入観やイメージだけで決め付けるのは、はっきり言って愚かでしかない。サムスン・『Huawei』・『ZTE』…。今後上陸する『シャオミ』等の中堅機種でも、スマホとしての機能は必要十分なスペックを備えている。“貧者のiPhone”等と揶揄されることの多かったサムスンのGalaxyシリーズ等は、ハイエンド化を推進し、比較的価格を抑えながら、iPhoneとも全く遜色のない高機能なモデルを生み出している。だが、「それでもどうしてもiPhoneがいいのだ」という情弱パラダイスにお住まいの方には、SIMフリー版のiPhone7を推奨する。32GBモデルが7万2800円、128GBで8万3800円、25Bで9万4800円が正規の価格だ。一括で支払う必要こそあるが、各MVNOで主流の従量制プランを上手く使えば、月々の出費は半分以下に抑えることも可能だ。そこまで自分で調べて決断できるのなら、既に情弱ではなく、従ってiPhoneを選ぶことも金輪際ないかもしれないが。


キャプチャ  2016年12月号掲載

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