完全に“洗脳芸能人”の烙印を押された悲劇の女優――能年玲奈、偏り過ぎた偏向報道の謎

突如、芸名を“のん”に変更した女優の能年玲奈(23)。洗脳報道や様々なバッシングを経ても尚、女優としての道を諦め切れない彼女をここまで追い詰めたのは一体、誰なのか? その真実に迫る。 (取材・文/本誌編集部)

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「洗脳報道もそうですけど、色んな言葉を浴びてそれと対峙することで自分が成長できたんじゃないかなって今は感じてます」――。約10ヵ月ぶりにメディアに登場した女優の能年玲奈。今年7月、『週刊文春』の連載『阿川佐和子のこの人に会いたい』に登場し、「辛いこと、無駄なことは削ぎ落とすようになりました」と“スピリチュアル”な言葉で一連の騒動を締め括ったのである。発売翌日には写真週刊誌『FRIDAY』に登場し、芸名を“のん”に変更することを発表。世間の耳目を集めた。「能年は、今年6月末で前所属事務所“レプロエンタテインメント”との契約が満了。心機一転、メディアに積極的に登場し、“円満解決”をアピールしようとしているが、レプロ側は『契約は続いている』と認識しており、未だ係争中。『完全復活の道程は相当険しい』と言わざるを得ない」(芸能関係者)。今、能年の身に何が降りかかっているのか? 彼女が国民的ヒロインになったのは、2013年の朝ドラ『あまちゃん』(NHK総合テレビ)。だが、撮影時から「事務所のサポート体制が充分でない」と能年は主張し、事務所サイドと軋轢が生じていった。そんな中、能年は、演技指導を担当していた滝沢充子氏に傾斜していったという。能年は昨年1月、滝沢氏と共同で『㈱三毛andカリントウ』を設立。事務所は「反旗を翻した」と判断し、メディアを使って徹底抗戦を仕掛けた。口火を切ったのは『東京スポーツ』(昨年4月26日付)。能年が滝沢氏に「洗脳されている」と、一面で大々的に報じたのである。出版関係者が次のように明かす。「実は、最初に動いていたのは週刊新潮でした。新潮社の上層部はレプロの本間憲社長と親しい関係にあり、記事化の前提で相談を持ちかけていた。しかし、実際に能年がリークによって“洗脳女優”という烙印を押されてしまえば、レプロとしても商品価値が一気に下落してしまう。況してや、1人の女優の生命を潰しかねない。その為、『我が儘な態度を繰り返す彼女に、お灸を据える程度の記事を作ろう』と話し合いを進めていたのです」。

レプロと言えば、長谷川京子や新垣結衣を抱え、近年、急速に業績を伸ばしている大手芸能事務所である。「本間社長は元々、スカイコーポレーションで石田純一の運転手等をしていましたが、1991年に独立。“ハリウッドスターを育てる”をモットーに、芸能界の大物に食い込んでいった」(レプロ関係者)。能年に頭を悩ませる本間から相談を受けていたのが、“芸能界のドン”と呼ばれる人物だったという。「結局、能年の問題に頭を抱える本間社長を見るに見かね、ドンの周囲の人間が東スポに相談したというのです。抑々、手練手管の芸能幹部は、東スポを“観測気球”として使うことが多い。世間の共感が得られなければ『あれは東スポ一流のガセ』で通せばいいし、盛り上がれば御の字です。結局、そうした経緯で各紙に持ち込まれていった。これは、芸能界で急速に力を付けつつある本間社長に対しての“牽制”の意味もあったようです」(前出の出版関係者)。東スポの洗脳報道を以て、スポーツ紙各紙は一斉に“能年バッシング”を展開した。週刊誌もそれに追随し、とりわけ『週刊ポスト』は『能年玲奈“もう気が狂う” 暴走ヒステリー現場をスッパ抜く』と題し、「レプロの担当マネージャーが、能年の暴言によって精神を病んでしまった」と報じた。それに唯一、異を唱えたのが週刊文春だった。同誌(昨年5月7・14日号)は『能年玲奈 本誌直撃に悲痛な叫び “私は仕事がしたい”』と題し、能年の主張に沿った記事を掲載したのである。「文春によれば、『“あまちゃん”撮影時、能年はヒロインであるにも関わらず、事務所のサポートも無く、2014年4月頃には、翌日身に付ける下着も用意されていない状態だった』という。しかも、『月収5万円という薄給で、下着を購入するお金も無いほど困窮していた』と。ある時は滝沢氏に泣きながら電話し、『寮の乾燥機が壊れていて、明日のパンツが無い。財布には200円しかない』と訴えたこともあるというのです」(同)。文春関係者が、記事の内幕を打ち明ける。「実は、この記事に関しては社内でも賛否両論がありました。能年の横暴ぶりをレプロ関係者から聞いている芸能担当記者も多かった。ところが、編集部の方針で“能年擁護”の逆張りを推し進めたのです。実際、記事を読んでみると、記述は詳細を極めていますが、殆どが“地の文”で書かれている為、証言者が誰なのか一切わからない構成になっているんです。それもその筈で、滝沢を通じて能年自身が取材に応じ、全てを打ち合わせた上で記事化に至ったということのようです」。記事の最後には、同誌の記者が能年を直撃。能年は、「私は仕事をしてファンの皆様に見てもらいたいです。私は仕事がしたいです」と答えるという“出来過ぎ”の構成になっている。何故、文春は“能年擁護”の姿勢を取ったのか?

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「実は、この記事の担当デスクは、大の能年ファンで知られているのです(笑)。能年に会えたことで『筆が甘くなったのでは?』と、社内では囁かれている。それと、文春とレプロの関係も“能年擁護”になった理由の1つ。マスコミ強硬派のレプロには、バックに“芸能界の守護神”と呼ばれる大物弁護士がついている。文春と同弁護士は何十年間という犬猿の仲の歴史があり、相容れないのです」(同)。文春の援護を受けた能年だったが、バッシング報道は止まらなかった。レプロは週刊新潮の取材に対し、“月収5万円”疑惑を完全否定。「2013年夏には月収20万円に上がっていた。夏秋ボーナス200万円以上、翌年には800万円支給した」と主張した。こうして、能年を巡って、メディアは代理戦争の鉄火場と化してしまったのである。「文春が唯一の擁護派で、その他のメディアはレプロ寄り。というよりも、芸能界の力学に逆らえないスポーツ紙は追随せざるを得なかったということ」(スポーツ紙記者)。そして再び、能年に関するバッシングが再開されたのは今年6月のこと。『週刊女性』が『激震スクープ 能年玲奈 事実上芸能界引退へ』(6月7日号)と大々的に報じると、各スポーツ紙が追随し、更に騒動は拡大していった。「昨年4月の洗脳騒動の時は、テレビは黙殺していましたが、当時はレプロと能年の契約が残っていた為、報道することはできなかったのです。ところが、今年6月末に契約満了に達した為、一斉に“引退へ”と報じた」(同)。洗脳報道を経て、能年は芸能界を“干された”状態に陥っている。『あまちゃん』以降、出演作は映画2本、ドラマ1本のみ。監督に直訴してまで役を獲得したという映画『進撃の巨人』(東宝)の仕事を事務所サイドが拒否するという事態にも陥ったが、前出のレプロ関係者は「彼女こそ作品を選び過ぎ」と反駁する。

「“ホットロード”(松竹・日本テレビ)に出演した時なんて、キスシーンが台本にあったにも関わらず、本人は拒否。胸の形が露わになるようなピッタリした衣装やミニスカートもNG。清楚の押し売りで、現場は辟易していますよ。抱擁・茶髪・喫煙だってNGワードです」(同)。両者の啀み合いは平行線を辿るばかりだ。そして今年7月7日、遂に能年は自らが代表取締役になる形で、『㈱NON』を設立。だが、前途多難な状況に変わりはない。唯一の擁護派だった文春は、レプロから名誉毀損の民事訴訟を提起されているのだ。「ワイドショーが女性誌の記者を登場させ、『能年は滝沢氏と暮らしている。母親の言うことを聞かない』と報じましたが、文春では能年の母親を味方につけ、『娘は1人暮らしをしているし、私の言うことを聞かないなんてあり得ない』とガセ記事であることを明らかにしました。能年の批判記事が出る度に過剰反応する上層部の姿勢に、若手記者の間では『態々同じ土俵に上がらなくてもいいのに…』という空気が漂っています。抑々の発端は、滝沢氏が“業界タブー”とも言うべき行動を取ったことでしょう」(前出の文春関係者)。芸能人の場合、所属事務所からギャラの振り込みを受ける個人事務所を家族名義で設立し、資産管理を行うケースが多い。ところが、前出の『㈱三毛andカリントウ』は滝沢氏が役員として名を連ねていることから、“二重契約”と取られかねない。これこそが事務所の逆鱗に触れた所以だが、共同経営を画策した滝沢氏とは何者なのか? 彼女を知る人物が語る。「“魅力開発トレーナー”を自称し、『婚活セミナーでカップリング率を4倍にした』と豪語していました。演技の世界では、独自の“Jメソード”を提唱。スピリチュアルな香りのする人物で、ホームページには“日本独自の形式美とメソッド演技の融合”と記載されてあります。能年ちゃんは、高校1年生の頃から滝沢さんの演技指導を受けていた。関西弁を封印し、髪をショートカットにしたのも彼女の指導。『この仕事を成し遂げられなかったら貴方は生ごみ』と罵倒することから、能年ちゃんは“生ごみ先生”と呼んでいます」。夫の神崎正臣氏は、1985年に漫画家デビュー。ヒット作は無く、寧ろ妻のほうが著名だが、神崎氏は自身のツイッターで『あまちゃん』を批判し、話題になったこともある。「19歳を19時間労働で月給5万契約でそいつの著作権肖像権も雇ってる会社の権利だから払う必要ないって言い張るとんでも会社はどんな罪にとわれる?」。能年は、そんな滝沢氏を「大好き」と公言。あるバラエティー番組では、「52歳の友だち。先生なんですけど、友だちが少ないので許可を頂いた。焼き肉に行ったり、仲良しです」と話している。

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一方の滝沢氏(左画像)も、能年を“スピリチュアル”な言葉で評価している。「彼女のすごさは吸収した水すべてバラに転化できる能力であり、しかも周りの華を枯らすことなく引き立たせるところにあります」(週刊文春2015年3月12日号)。前出の文春関係者が言うように、滝沢氏は芸能界のしきたりを理解していなかったのではないか。「業界の全てが忖度で動くことを知らず、目先の悲劇に対して正義感を出してしまった。能年にとっては、それこそ悲劇ですよ。要は行動が安直だった為、1人の女優の才能を潰してしまったのです」。今年7月に契約した後も、受難は続いている。『あまちゃん』のシーンを放送する中で、ヒロインの能年の姿は意図的に映されない等、テレビ画面から能年の姿が消えて久しい。「事務所と揉めている女優は使わない――これはテレビ局の不文律です。多くの場合、事務所への配慮でそういう扱いになりますが、能年の場合は、レプロ側が『能年は使わないよね?』と確認を入れてくる。敢えて危ない橋を渡らずとも、彼女レベルの女優はいますから、自然と需要が無くなってくるんです」(テレビ局員)。多くのメディアが報じるように、能年復帰のキーパーソンとなるのは、『あまちゃん』で母親役を演じた小泉今日子の存在である。「必要ならばいつでも私も待っている。その火を飛び越えてこい!」。彼女は能年に、そうエールを送ったという。小泉は今年、舞台や音楽等をプロデュースするプロジェクト『明後日』を旗揚げ。6月には初舞台『日の本一の大悪党』を成功させた。「能年の復帰作は、“明後日”の舞台では?」。そんな声が囁かれる中、傷心の能年は茨城県内の乗馬クラブに頻繁に出向き、馬の背中に揺られながら瞑想しているという。能年玲奈、改め“のん”。本名を使えない悲劇の女優の茨の道は、いつまで続くのか。


キャプチャ  第15号掲載

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