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【共に闘う・TOKYO 2020】(04) ペースや駆け引きで協力

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昨年11月、アラブ首長国連邦のドバイで行なわれたパラ陸上世界選手権。男子5000m(※視覚障害T11)で25歳の唐沢剣也(群馬県社会福祉事業団、右画像右)が激しい競り合いを制し、銅メダルに輝き、東京パラリンピック代表に内定した。唐沢は「伴走者2人と協力してしっかり走ることができた」と、ガイドランナーの茂木洋晃(24、右画像左)と星野和昭(38)に感謝した。陸上の視覚障害アスリートにぴたりと寄り添うのが、“ガイドランナー”と呼ばれる伴走者だ。選手のパフォーマンス向上に貢献する重要な仲間である。5000m以上の種目では、伴走者2人が交代で出場できる。唐沢はルールを活用し、タイプの違う2人の走力をレースに生かした。3000m付近まで、若い茂木が果敢にペースをアップ。終盤は大学陸上部のコーチ経験があるベテランの星野が務め、冷静な駆け引きを繰り広げた。「勝負は星野さんに代わる後半だと思っていた。前半、唐沢さんをリラックスさせることを考えた」と茂木。唐沢は前半で息が上がりかけたが、伴走者の交代を機にペースを整えた。星野は、「世界とは未だ力の差はあるが、今日は実力の120%くらい出せたと思う」と振り返った。

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先天性の病気で、小学4年生の頃に視力を失った唐沢がパラを目指すようになったのは、2016年リオデジャネイロ大会がきっかけ。早朝と群馬県立点字図書館の勤務後、毎日の練習には伴走者が必要だが、茂木・星野を含む伴走者ら約10人のチーム『からけん会』で一丸となってサポートする。「日本では、トップレベルのランナーでも、日々の練習に付き添う伴走者を探すのが難しい」と、『日本ブラインドマラソン協会』の安田享平理事(52)は指摘。実家のトマト農園で働きながら、唐沢を支えている茂木らの存在は貴重だ。また、伴走者は高い走力が必要だが、選手を安全に最後まで導くことが大きな役割だ。選手を引っ張ったり、先にゴールラインを通過したりすれば失格となる為、難しさもある。今回の世界選手権のレースでも、ベテランの日本人選手が先にゴールしたが、伴走者の規則違反で失格となった。唐沢は、東京パラではマラソンや1500mにも出場する予定。パラでは、1人で伴走する場合はメダルが貰える。茂木は、1500mでは1人で唐沢に伴走する。茂木は、「唐沢さんのおかげで、(健常の)陸上とは全く違う競技を経験できて感謝している。他の伴走者の思いも背負って、本番の舞台に立ちたい」と力を込める。 (畔川吉永)


キャプチャ  2020年3月6日付掲載
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