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【共に闘う・TOKYO 2020】(05) 同時にペダル、力結集

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数あるパラリンピック競技の中でも、パートナーの力量が最も成績に直結する種目の一つが、視覚障害の自転車だ。“タンデム”という2人乗り自転車で行なわれ、前に乗る“パイロット”と呼ばれる晴眼者が、後ろの障害者と共にペダルを踏んで前へ進む。弱視の木村和平(23、楽天ソシオビジネス、左画像右)は、パイロットの倉林巧和(28、同、左画像左)とのペアで東京パラ出場を目指している。タンデム自転車は、ペダルは前後が連動して動き、ハンドル操作は前だけだ。2人のペダルを踏むタイミングが合わないと上手く加速できず、体を傾ける角度が少しでもずれるとタイムロスに繋がってしまう。パイロットは、ハンドル操作と前への推進力は勿論、勝負所を判断して後ろの選手をリードする等、重要な役割を担う。木村は、「後ろの選手は、前に乗る選手を100%信頼しないと自転車に乗れない。パイロットなしではできない競技」と話す。パイロットの倉林は元々、アジア選手権や国体での優勝経験がある国内トップ級の自転車選手だった。

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2016年リオデジャネイロ大会への出場が叶わず、翌2017年の世界選手権限りで引退し、教員になろうと考えていた時、『日本パラサイクリング連盟』の関係者から誘われた。「自分が今までやってきたことが評価され、声をかけて頂いた。もう一度チャンスをもらえたと思い、東京を目指そうと思った」。同年からペアを組む2人は、2018年から同じ企業に所属して練習に励んでいる。木村は「相手への不信感があると上手くいかない。殆どの時間を一緒に過ごせて、一つひとつの疑問を解決できているのは良いこと」と言い、「スピードを上げた落とした、ここはペダルを踏んでほしいというところは、倉林さんの踏み方を通じて察知できるようになってきた」と、手応えを口にする。2018年のアジアパラ大会で2つの金メダルを獲得し、今年1~2月に行なわれたトラックの世界選手権では、4000m個人追い抜きで自己記録を更新して8位に入る等、着実に力を伸ばしている。今年予定されているロードの世界選手権で好成績を残して、日本の出場枠を増やし、東京パラ代表の座を手にすることを目標に定めている。倉林は言う。「世界上位との差は縮まっている。東京パラリンピックに必ず出て、メダルを獲得したい」。夢の舞台へ、二人三脚で進んでいく。 (矢萩雅人)


キャプチャ  2020年3月8日付掲載
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