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【共に闘う・TOKYO 2020】(06) 精密投球支える黒子

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“ランプ”と呼ばれる滑り台のような補助具から転がり出たボールが、目標球(※ジャックボール)の傍にぴたり。正確な投球で、試合を優位に進める。昨年12月のボッチャ日本選手権。20歳の河本圭亮(※東郷町施設サービス、右画像左)が好ショットを連発、脳性麻痺・運動機能障害BC3のクラスを制し、初の東京パラリンピック代表に内定した。「対戦相手の2~3手先を読むのが自分の持ち味。ポジティブな部分を強みにし、本番まで“技の魔術師”と呼ばれるくらい、自在にコントロールできるようにしたい」と意気込む。傍らに寄り添うのは母の幸代さん(49、右画像右)。「アシスタントとして凄く緊張した。(河本に)ついていくのが精いっぱい」と、安堵の表情を見せた。重度障害者のスポーツであるボッチャは、障害の程度によって4クラスに分かれるが、一部のクラスは選手をサポートするアシスタントを1人つけることができる。最も障害が重い河本のクラスは、自分で投球ができない為、アシスタントは重要な役を担う。試合中、アシスタントは選手の指示に従って、ランプの位置の調整等を行ない、歪みがちなボールを真円になるよう丸めて、ランプの上に置く。

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あくまで選手のサポートが役目である為、動作に入った選手に触れることが出来ない。また、試合の進行中に振り返ってコートを見ることや、選手に戦術的な指示を送ることも認められていない。「彼が主導権を持って私が動くという感じで、その指示がないとあたふたする」と幸代さんは笑う。河本以外にも、選手の妻ら家族がアシスタントを務める場合が少なくない。筋ジストロフィーの難病を抱える河本にとって、試合以外の練習や遠征の健康管理等、24時間体制で支えてくれる幸代さんの存在は特別だ。「練習の送迎や、家のことを犠牲にして練習につき合ってくれることもある。戦術が上手く組み立てられなくて迷った時、一緒に苦しんでくれたり、喜んでくれたりしてくれる」と感謝を忘れない。前回のリオデジャネイロ大会で銀メダルの広瀬隆喜(※西尾レントオール)や杉村英孝(※伊豆介護センター)ら実績のあるベテランに、若い河本らが加わることで、東京大会では日本のメダルラッシュが期待される。パラでは、BC3のアシスタントもメダルの授与対象だ。河本は自身と共に、幸代さんにもメダルを贈ることが、最高の恩返し・親孝行になると信じている。 (畔川吉永・田上幸広)


キャプチャ  2020年3月11日付掲載
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