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【共に闘う・TOKYO 2020】(07) 種目間、1秒でも早く

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パラリンピックのトライアスロンは、3種目計25.75㎞(※スイム750m、バイク20㎞、ラン5㎞)で競う。“ハンドラー”と呼ばれる競技パートナーが選手を支える。『日本トライアスロン連合』の事務局員で、ハンドラーとしても活動する大岩葵さん(26、左画像右)は、「成績を左右するので責任は重大」と話す。ハンドラーは、脚等の障害で車椅子を使う選手が出場するクラスで活動する。スイムを終えた選手のウェットスーツを脱がしたり、次のバイク種目の為に手こぎ自転車(※ハンドサイクル)への乗り込みを支援したりする。バイクを走り切れば、競技用車椅子(※レーサー)への乗り換えを支えて、最後のランへ送り出す。こういった種目と種目を繋ぐ“トランジション”の所要時間も合計タイムに含まれる為、「(自動車の)F1のピット作業に似ているかも」と表現する。トランジション中に順位が変わることもあり、“第4の種目”とも位置付けられる。自身もトライアスロン選手だっただけに、好成績に繋げようと懸命だ。大岩さんは愛知県立岡崎西高校時代に世界ジュニア選手権の日本代表となり、東京女子体育大学を経て地元のクラブチームで指導。

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2018年春に日本トライアスロン連合に転職し、東京パラ出場を目指す土田和歌子(45、八千代工業、左上画像左)のオーストラリア遠征に帯同した。土田は、車椅子陸上の5000m等で金メダルを獲得したベテランアスリート。活躍の場を広げ、オーストラリアで過酷なレースに挑む姿を見て、大岩さんは心を動かされた。「大会後のミーティングで、『もっと勉強して皆さんのサポートをしたい』と言ったことを未だに覚えている」と振り返る。一人前のハンドラーになる道は簡単ではなかった。選手の成績を左右する重圧に加え、脊髄損傷の土田の下肢の可動域等を把握しきれず、怪我をさせる心配から、「恐る恐るやっていた」。その後、練習では動画を撮る等工夫を重ね、食事を共にする等して、信頼関係を構築。初陣から1年後の昨年5月には、トランジションの時間を計1分近く短縮してみせた。視覚障害クラスのガイドランナーにはメダルが与えられるが、ハンドラーにはない。それでも大岩さんは、「2人の相性がタイムに直結するやり甲斐がある」と笑う。大会毎に必ず一緒に笑顔で撮る記念写真は、メダルにも勝る勲章だ。 (大舘司) =おわり


キャプチャ  2020年3月17日付掲載
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