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【コラム】 コロナ禍でも“東京フリンピック”開催中

ワイドショーは延々とコロナウイルス関連報道を垂れ流し、花粉症とインフルエンザも相俟って、誰が患者なのかわからない疑惑のパンデミック状態だが、その前は東出昌大の不倫一色だった。世間の好感度が高い夫婦だったからこその大惨事というか、義父の渡辺謙がハードコアな不倫常習者だったので、逆張りな清廉潔白さで杏を救ったという“物語”で売っていたら、義父以上のクズ不倫がバレて大衆の同情と怒りを買ったわけだ。尤も、“あの”渡辺謙の娘に手を出すという時点でよっぽど度胸があるのか、想像力が欠如したサイコパスなのかとは思っていたのだが、両方なのだろう。杏が面倒臭い大物の娘&重度のトラウマ持ちということは、芸能活動初期から知られていたのだから。案の定、CMや映画の違約金報道に加え、引退危機まで喧伝される公開処刑っぷりだが、クスリで逮捕されたピエール瀧や沢尻エリカ以上の重罪扱いなので、日本はいつの間に“逆”姦通罪を制定したのかと錯覚しそうになる。普段は社会派コメンテーター扱いの山路徹が、不倫の話題になると途端に専門家扱いされてしまうのは笑ってしまうが、結果として石田純一的な緩衝材になっているのも笑う。サイコパス不倫と言えば、政治資金からホテル代を出し、妻の友人とも不倫して、育休で火消しする“セクシー”小泉進次郎のほうが酷いのだが、有力政治家というだけでなく、各局の女子アナを絨毯爆撃していたので、延焼を怖れて報道できないというのは苦笑いである。計算高いのか、規格外のバカなのか。

日本初のカーセックス愛好者として名が残る程の女好きで、明治天皇にも注意されたのに平然と反駁した伊藤博文の再来と思えばいいのか。改憲で明治憲法への回帰を目指すので、首相の下半身も明治へ回帰するのか。宇野宗佑の指3本も遠くなりにけり。上級国民の不倫には口を噤み、芸能人の不倫は重罪扱いするのかと思いきや、芸能人も成り上がれば許されるらしい。73歳の再婚となったビートたけしは、『新・情報7daysニュースキャスター』(TBSテレビ系)では祝福されていたが、これも18歳年下妻が7年越しの不倫略奪婚だったわけで、原田龍二の火消しを引き合いに出して東出の不倫に言及している場合かよと思う。結果、『オフィス北野』も解体され、息子や運転手に告発されつつも、2017年の『たけし誕生 オイラの師匠と浅草』以来、NHKと組んで自身の権威化に勤しんでいるのだが、『たけしのこれがホントのニッポン芸能史』では小林信彦への当てこすりを繰り返し、『いだてん 東京オリムピック噺』は低視聴率に喘いだ。『浅草キッド』は一世一代の名曲だが、『紅白歌合戦』で歌うのは老醜だろう。やしきたかじんの晩年も、年下妻に操られ、死後に余計な恥を晒す羽目になったが、後妻業は関西特有のシノギというわけでもないようだ。安岡正篤と細木数子の一件もあったけどさ。そういえば、槇原敬之も20年ぶりにクスリで逮捕されたが、差し替えられた『じゅん散歩』(テレビ朝日系)主題歌が『ビートルズ』なのは何の冗談なのか。いつの間にか事務所社長になっていた、共犯で恋人の“金太郎”が2年前にまた逮捕されたので、遅ればせながらの芋蔓だったのだろうが、新しい恋人ができた槇原に棄てられ、社長もクビになっていたという報道が。これもある意味、不倫なのか。世界に一つだけの穴…もとい菊の花と歌っていたのに。


更科修一郎(さらしな・しゅういちろう) コラムニスト。1975年生まれ。批評誌『PLANETS』編集長等を経て批評家に。2009年に病気療養の為、活動停止。2015年にコラムニストとして復帰。共著として『嫌オタク流』(太田出版)・『批評のジェノサイズ サブカルチャー最終審判』(サイゾー)等。


キャプチャ  2020年4月号掲載
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