【Jazzyの裁判傍聴ライフ】(20) 愛情から憎悪に! 男と女の事件簿

カップルや夫婦の仲が上手くいっている時は、“別れ”など想像できないもの。そして、別れをきっかけに自分が暴走してしまうことは、考えもつかないでしょう。そんな愛情の縺れから、とんでもない事件になってしまうことがあるのです…。

■嫉妬心から元彼にイタ電
法廷に現れたのは、清楚な雰囲気の30代女性。被害男性とは数年前に交際を解消していました。しかし、知人女性がその彼と交際を始めたことを知り、2人が幸せそうにしているところを想像して、メラメラと嫉妬心が湧き上がったと言う…。女は「元彼を困らせてやろう」と考え、彼の職場に毎日、無言電話をかけました。その数、実に233回! 更に名前を偽り、大量の菓子を彼の会社宛てに発注! 罪名は偽計業務妨害。裁判所は「犯行は執拗で悪質。被害結果は大きく、被害者は厳罰を求めている」と指摘しましたが、発注を受けた店舗と示談が成立している等の事情を酌んで、懲役1年6ヵ月・執行猶予3年の判決を言い渡しました。
■元妻と復縁したーい!
40代の男は、裁判離婚した元妻への思いを断ち切れず、彼女のメールアカウントへ不正にアクセスし、不動産屋とのメールから新居を突き止め、10回に亘り訪問。手紙や子供へのプレゼントを投函したり、ドアに“3人仲良し”・“俺が家族を守る”等の張り紙をし、ストーカー規制法違反・邸宅侵入・不正アクセス禁止法違反の罪で起訴されました。公判では美人検事にコテンパンにされた男。「結局、何がしたかったんですか? こんなことをしても距離を置かれるだけ」と指摘され、「子供との関係を修復したかった」と返答。それに対し、「この行為を繰り返すことで、子供との関係にどういう良い影響があると考えたんですか?」と更に追及されると、「私には使える手段が無かったので…取り敢えずやってみようと…」とタジタジに。男には懲役1年2ヵ月・執行猶予3年の判決が下されました。
■元カノに新恋人ができて…
30代半ばの男は、別れた彼女のLINEアイコンが新しい彼氏とのツーショット写真になったことに激高。知人に、「こいつ殺るから 優しい俺やめた マジ 殺人衝動ヤバし」等とメッセージを送っていました。そして、その言葉通り、男は彼女を呼び出し、頭部を殴打して殺害。その遺体をコンクリートブロックと共にカーペットで包み、川に投げ捨てました。罪名は殺人・死体遺棄。1審では「彼女からの攻撃に対する正当防衛であり、殺意は無かった」と主張していましたが、控訴審ではそれを撤回。殺害状況については「記憶に無い」と白を切りつつも、殺人の故意を認める形に転じました。これについて検察官は、「原審で話した内容が通らなかったから、より通り易い話に変えたのか?」と追及。男は「やはり、『早く出たい』という気持ちがありましたので」と、平然と言ってのけました。高等裁判所は、男を懲役18年に処した1審判決を支持。控訴を棄却しました。愛情が深いほど、関係が崩れた時の憎悪や執着が強いかもしれません。しかし、このような犯罪行為に至る前に、一度立ち止まって冷静さを取り戻すことが大事ではないでしょうか。


キャプチャ  2016年12月19日号掲載
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